化学の常識とされる質量保存の法則に逆らい、少ないエネルギーで元素の種類を変える元素変換が?

 夢の放射性物質の無害化、話題の 「STAP細胞」 以上の大発見か??それとも・・

 放射性物質が、半減期を待たず、人体に有害な放射線を発することなく、
「例えばセシウムは元素番号が4つ多いプラセオジウムに」? 
「ストロンチウムはモリブデン、カルシウムはチタン、タングステンは白金に」??

 と云うことは、原子番号75レニウム・Reから原子番号79金・Auに・・
その逆に原子番号82鉛Pbから遡る? 三菱重工は現在の錬金術師に??

 これが事実で実用化されるなら、
喫緊の課題・福島原発の汚染水問題も、核のゴミ問題も解決するのだが・・

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 日本経済新聞より  
放射性廃棄物の無害化に道? 三菱重、実用研究へ
【三菱重工業は重水素を使い、少ないエネルギーで元素の種類を変える元素変換の基盤技術を確立した。原子炉や大がかりな加速器を使わずに、例えばセシウムは元素番号が4つ多いプラセオジウムに変わることなどを実験で確認した。将来の実証装置設置に向け、実用化研究に入る。放射性セシウムや同ストロンチウムを、無害な非放射性元素に変換する放射性廃棄物の無害化処理に道を開くもので、原発メーカーとして実用化を急ぐ。

■百数十時間で元素変換

具体的には厚さが数十ナノ(ナノは10億分の1)と極めて薄い金属のパラジウムと酸化カルシウムの薄膜を交互に積層した多層膜に変換したい金属を付ける。この膜に重水素を透過させると百数十時間で元素番号がそれぞれ2から4、6多い元素に変わった。

 セシウムはプラセオジウムに、ストロンチウムはモリブデン、カルシウムはチタン、タングステンは白金に変わることを確認した。特殊な薄膜に重水素を透過させる独自技術は日本での特許に続き2013年、欧州でも特許を取得した。

元素変換は「エネルギー収支が合わず、従来の物理学の常識では説明できない」などの指摘がある。新しい元素の量が少なく「外から混入した可能性も完全には排除できない」との声もある。

■未知の現象を解明する実験

三菱重工が開発した金属の薄膜
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三菱重工が開発した金属の薄膜
 もともと低いエネルギーで元素が変わるのは、1989年に提唱された常温核融合と同じ考え方。1億度などという超高温でなくても核融合が起こり、過剰熱が発生するという夢の現象を再現しようと世界中で再現実験が研究されたが、ほぼ否定された。

《記者の目》細々と続けてきたのが実情

 3年前の東日本大震災。放射性物質を拡散する東京電力福島第1原子力発電所の光景を前に、ある三菱重工業関係者は「元素変換をもっと大規模に研究していれば」と叫んだ。三菱重工は約20年、元素変換を研究してきたとはいえ、予算も人員も「細々と何とか続けてきた」というのが実情だ。

 三菱重工は1990年代前半に元素変換の研究を始めた。一般に内容が知られたのは、関連学会の論文誌に岩村氏が論文を発表した後の2002年ころだ。ただ、常温核融合の負のイメージもあり「現代の錬金術」との見方もされ、同社は対外的なアピールに慎重だった。】一部抜粋