東電の杜撰な管理を棚に上げ、常時「開」の指示に従った作業員を特定して何の意味があるのか?

 先日の4号機プールの冷却停止にしても、電源異常の原因となったケーブル切断は、
東電がケーブル敷設図面の作成を怠ったから起きた事故。

 東電が他より優れている?のは、隠蔽能力と責任回避能力だけか?

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 福島民報より
弁操作人物特定できず 第一原発タンク汚染水漏れ
【東京電力福島第一原発の地上タンクから高濃度の汚染水約100トンが漏れた問題で28日、東電はタンクにつながる配管の弁を開閉した人物を特定できていないことが分かった。作業員への聞き取り調査を進めているが、漏えい判明から1週間以上が経過しても、手掛かりはつかめないという。

 楢葉町の東電福島復興本社で、相沢善吾副社長らが記者会見して明らかにした。東電はこれまでに119人の聴取を終えた。このうち約30人から、さらに詳しく事情を聴いている。

 汚染水漏れを受け、東電は今後、敷地内のタンク群にある計約130カ所の弁に施錠し、鍵は免震重要棟など別の場所に保管する。

 供給ポンプの強制停止システムも改善する。これまでは送水先に指定されていたタンクの水位が異常に高まった場合のみ作動していたが、今後は送水先に指定されていないタンクの水位が高くなった場合も作動させる。
 タンクエリアの監視カメラに録画機能を取り付けるほか、カメラの数を増やす。( 2014/03/01 08:53】

 産経ニュースより
汚染水漏洩 弁を常時「開」指示 東電、多重防護機能せず
【2014.2.24 21:16 [公害・汚染]

東京電力福島第1原発の「H6」タンク群で約100トンの高濃度汚染水が漏洩(ろうえい)した問題で、東電が移水作業を効率化するため、本来閉じられているはずの弁を常時開いておくよう現場に指示していたことが24日、分かった。この日開かれた原子力規制委員会の汚染水対策検討会合で東電が明らかにした。規制委は「管理に問題があった」とずさんな対応を非難した。

 H6へ汚染水を移送する配管では、3つの弁を使い漏洩防止を多重に管理している。今回はいずれの弁も開いていたため、多重防護の仕組みが機能せずに漏洩につながった。

 このうち漏洩時に開いていた2つの弁について、東電は昨年4月、汚染水をタンクへ移送する作業が増えたため、弁を開閉する時間を短縮する目的で、常時開いておくよう現場に指示を出していたという。

 残り1つの弁については誤操作の可能性があり、東電は作業に関わった作業員ら計106人に当時の状況の聞き取りを進めている。

 規制委の更田(ふけた)豊志委員は「(誤操作が起きても)漏洩につながらない設計ができていたはずなのに、弁操作の管理に問題があった」と指摘していた。】