NHKニュースに拠ると、汚染水タンクから流出した2億3千万ベクレルの汚染水は、
「ストロンチウム90の海への放出基準と比較すると、760万倍余りに当たります。」とのこと。

 東電は例によって、海への流出は否定しているが、無断で超高濃度汚染水を海へ投棄し、
「レベル3」事故を起こした前科のある東電を、どうして信用できようか?

 これほど重大な公害物質の流出事故を繰り返す東電の刑事責任を、司法当局が問わないのは何故か、証拠は東電本社腐るほどある筈だが・・

 ネズミを捕らないネコでは、頼りないことこの上ない。

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 時事ドットコムより
染水100トン、せき外に=放射能濃度2億ベクレル超-タンクから・福島第1
【東京電力は20日、福島第1原発で放射性物質を含む汚染水を保管しているタンクの上部で漏えいが見つかり、汚染水がせき外に流出したと発表した。約100トンが流出し、水からはストロンチウム90などのベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり2億3000万ベクレル検出された。

 流出量約100トンは、国際原子力事故評価尺度(INES)8段階のうち重い方から5番目の
「レベル3」と判断された昨年8月の約300トンに次ぐ深刻な事態。

 東電によると、巡回中だった協力企業の作業員が19日午後11時25分ごろ、護岸から約700メートル西側の汚染水を保管するタンク群の1基で、天板部から水が垂れているのを発見した。
 漏れた水は雨どいを通じてタンク群を囲むせき外にも流出。表面線量を測定したところ、ベータ線で毎時50ミリシーベルトだった。

 漏えいが発覚する前の同日午後2時すぎには、タンクの水位が高いことを示す警報が鳴っていたが、異常が確認できなかったことから、機器のトラブルと判断したという。

 タンクには汚染水を受け入れるための弁が3カ所あり、本来は全て閉まっているはずなのに、2カ所は開いた状態だった。閉まっていた弁も故障して水を通す構造になっていた可能性があるといい、汚染水が供給され続けた結果、タンクからあふれたとみられる。2カ所の弁を閉めたところ、漏えい量は減少したといい、東電は原因を調べている。

 雨どいの汚染水にはベータ線を出す放射性物質のほか、放射性セシウムが同1万3100ベクレル含まれていた。東電は「近くに排水路がなく、海への流出はないと考えている」と話している。
 事態を受け、原子力規制委員会は20日、東電に早急な漏えい防止や汚染範囲の特定などを指示。漏れは20日午前5時40分ごろに停止したという。(2014/02/20-11:59)】

 東京電力・報道配布資料より
福島第一原子力発電所H6エリアタンク上部天板部のフランジ部からの水の漏えいについて
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