3年近く経っても、ベント排気塔の放射線量は、線量計では測定不能、
即死レベルの25シーベルト。

 フィルターの付いていないベント排気塔から、福島県民の頭上に降った死の灰は、
想像以上に強い放射能を帯びていた。

 フィルター付きベントを設置予定の柏崎刈羽原発でも、フィルターをすり抜けた放射能で、数百ミリも被ばくが予想されるとのことだが・・

 もし、この放射能の塊のようなベント排気塔が倒壊すれば・・

  週刊プレイボーイ49号「海上1.5kmから見た福島第一原発の今 “嵐”の前の静けさ」より
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 NHKニュースWEBより
原発建屋外で最高値の放射線量
【東京電力福島第一原子力発電所の事故で、放射性物質を含む気体を放出する作業、ベントに使われた排気筒という設備を、東京電力が調べた結果、放射線量が1時間当たり25シーベルトという極めて高い値に上ることが分かりました。
この値は推定値ですが、建屋の外では最も高く、東京電力は作業員の立ち入りを禁止し、対策を検討しています。

 東京電力は作業員の被ばく対策のため、福島第一原発の1号機と2号機に隣接する高さ120メートルの排気筒の周辺で放射線量を調べました。

 その結果、建屋と排気筒をつなぐ配管の地上80センチの部分で、放射線量が今も1時間当たり25シーベルトという極めて高い値に上ることが分かりました。
この値は周辺の放射線量から算出した推定値ですが、浴びるとすべての人が死亡するとされる被ばく量におよそ20分で達します。

 排気筒は、おととしの事故で放射性物質を含む気体を放出する作業、ベントに使われたもので、東京電力は「配管内部に放射性物質が付着しているためではないか」と説明しています。
福島第一原発では2号機の格納容器の中で1時間当たり72.9シーベルトという値が計測されていますが、排気筒の値は建屋の外では最も高くなりました。

 排気筒では、周囲の鋼材の骨組みに、地震の影響とみられる破断やひび割れが見つかっていて、東京電力は周辺への作業員の立ち入りを禁止するとともに、補強や解体に向けた対策を検討しています】