J-CAST テレビウォッチより
【 このごろ、「日本ではありえない」ことが立て続けに起き、ワイドショーの格好の材料となっている。中国の鉄道事故しかり、日本人議員の入国拒否しかり。


 しかし、中国や韓国の「異常さ」をあげつらい、日本の政府やマスコミや民度が高いことの満足感に浸る間もなく、この国ではけっしてありえなかったはずの重大な原発事故に関連して、異常な放射線数値が計測されたとの情報がもたらされた。

排気用煙突の下部で10シーベルト
昨日(2011年8月1日)、福島第一原発の排気用煙突の下部で、10シーベルト/時が計測されたことがわかった。これは事故後、計測されたなかで最大の値であり、これまでとは文字通りケタが違う――。

この放射能は事故直後のベントに関連したものだそうで、いまごろになって、やっとその存在を把握したのだという。そんな調子で、これから先、いったいなにがどう出てくるのかと、視聴者的に底知れぬ不安がかきたてられる。

 「これ、3月からずっと続いていたということになりますよね」「これから遮蔽するというが、この数か月間、遮蔽されてなかったんですよね。そこがちょっと心配」と司会の笠井信輔アナ。

もっとも番組が伝えるところの東京電力の説明では、これらの放射能は配管のなかから発せられているのであって、そこの放射性物質が外部に漏れ出すことはありえないとしているようだ。】

 Sponichi・Annexより
 『毎時10シーベルト超を確認…線量計の限界、死亡する値… 』
【 東京電力は1日、福島第1原発1号機と2号機の間の屋外で、毎時10シーベルト(1万ミリシーベルト)以上の高線量を測定したと発表した。

 これまで敷地内で測定した中で最高値で、東電は周辺に作業員が近づかないよう目印を付け、原因の調査に当たる。計測器の限界を超えており、正確な線量は不明。10シーベルトを被ばくするとほぼ全員が死亡する。

 大阪大の宮崎慶次名誉教授(原子力工学)は「非常に高い線量だ。原子炉圧力容器内にあった燃料がいったん溶けて格納容器側に出た後、ベント(排気)もしくは(1号機で起きた)水素爆発の風圧に押されて出てきた可能性が考えられる」と指摘している。】

 毎日JPより
 『福島第1原発:別の場所でも10シーベルト超』
【東京電力福島第1原発1、2号機の原子炉建屋の西側にある排気塔下部の配管付近で事故後最高値の毎時10シーベルト(1万ミリシーベルト)以上の高い放射線量が計測された問題で、
 
げんぱつニュース-10sげんぱつニュース-10s2 東電は2日、近くに同様に10シーベルトを超える可能性がある高線量の場所があると明らかにした。東電は2日、現場付近の写真を公開した。

東電は7月31日、がれきの撤去をした後の線量を確認するため、ガンマカメラと呼ばれる、空間の放射線の強弱を判定する機器で排気塔周辺を撮影した。

 
その結果、排気塔底部の配管付近と、高さ約10メートルの配管付近で同程度の高線量を示した。
底部は1日に作業員が線量測定した結果、測定上限の毎時10シーベルトを超えた。

 もう一方の地点は、1号機の非常用ガス処理系の配管とみられる。実際の線量は作業員が測定しなければならないが、東電は「付近で作業予定がないので測定の予定はない」としている。】

 今頃になって、10シーベルト超の、即死レベルの超高濃度の放射性物質が発見された?
おそらく、もっときちんと測定すれば、まだまだ出てくるのではないだろうか。
こんな状態で、作業員の方の健康には影響はないのだろうか。

 配管の中には、もっともっと高レベルの放射性物質があるのでは?
この、超高濃度の放射性物質は、何時、何処から発生したものだろうか?
もし、過去のベントや、爆発で、発生したものなら、ずっと有毒な放射線を放射し続けていたことになるし、

 最近発生したものなら、いわれるような、冷温停止に向かって安定傾向にはないことになる。
いずれにしても、原発敷地内の状況の把握が、十分でないことが証明される結果となった。