仲井真知事のオスプレイ反対は、ただのポーズだったのか?それとも圧力に負けたのか?
「なぜ参加しないのか理解しがたい。知事自ら理由を明言すべきだ」

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 沖縄タイムスより
県民大会:「島ぐるみに水差す」知事参加望む声
【 「県民の反対の意思に水を差す」。仲井真弘多県知事が、9日に迫ったオスプレイ配備反対の県民大会に不参加の意向を周囲に伝えたことに「島ぐるみの反対」を示そうと取り組んできた関係者からは、失望や怒りの声が上がった。残る2日に再考の期待をつなぐ一方、知事の動向にかかわらず最大規模の結集を呼び掛けた。

 「これまで知事が言っていたオスプレイ反対は、おべんちゃらか」と憤るのは第2次普天間爆音訴訟原告団の島田善次団長。「県民の生命、財産を守るための大会なのに、不参加なら行政の長の資格はない。すぐに退きなさいと言いたい」と、知事の即時辞任を要求した。「不参加で喜ぶのは日米両政府だけ。これをはね返すには過去最多、15万人ぐらいが集まり、大成功させるしかない」と力を込めた。

 県生活協同組合連合会の東條渥子会長は「全県的にみんなの気持ちがノー。知事は県民の先頭に立って命と暮らしを守ってくれると信じていた。配備されたら、40、50年後の沖縄の未来を担う人たちにどう顔向けするのか。一括交付金で言いくるめられたか」と憤る。だが、やはり参加してほしいというのが本心だ。「何もしゃべらなくてもメッセージになる。とにかくその場に来てほしい」

 平良菊県婦人連合会の会長は現在、12月に大分県である九州地区地域婦人大会での決議文にオスプレイの普天間配備反対の一文を盛り込むよう要望している最中。「訓練飛行が予定されている福岡や宮崎などの婦人団体にも危険性を訴えている。県外に、より強いメッセージを発信するためにも知事に参加してほしい」

 その上で「例えメッセージのみの参加であっても、多くの県民は大会で反対の声を上げるでしょう」と語気を強めた。

 県商工会連合会の照屋義実会長は「残念だ」と繰り返した。大会への影響については「強い反対の意思を示そうと逆に参加の勢いが増すのでは。そうあってほしい」と期待した。

 沖縄平和運動センターの山城博治事務局長は「反対で一つになった県民の思いに水を差す行為だ」と批判。「なぜ参加しないのか理解しがたい。知事自ら理由を明言すべきだ」と迫った。大会まで残り2日。「圧力はあると思うが、知事の腰が引けちゃまずい。周囲も諦めずに説得してほしい」と望んだ。】