おはようございます。
習慣化コンサルタントの古川です。
ゴールデンウィークが明け、
久々の仕事や日常のリズムに戻ろうとするとき、
「やることが山積みで、気が重い」
「予定を詰め込みすぎて疲れてしまう」
そんな声をよく耳にします。
長期休みの後は、
心身がまだ“日常モード”に切り替わりきっておらず、
フルスロットルで動こうとすると無理が出やすい時期。
こんなときこそ、「やること」を増やす前に、
「やらないこと」を決めてみるのはいかがでしょうか?
なぜ「やらないことリスト」なのか?
私たちはつい、
ToDoリストに「やるべきこと」
を詰め込みがちです。
しかし実は、タスクが多いほど、
判断力や集中力は奪われ、
疲れやすくなってしまいます。
とくにGW明けのような切り替え時期には、
「引き算」の発想がとても効果的です。
「今日はこれをやらない」と決めておくだけで、
心に余白が生まれ、行動のハードルがぐっと下がります。
それが結果的に、
「やりたいこと」や「本当に必要なこと」
に集中できる下地をつくってくれるのです。
こんなときに「やらないことリスト」が効く
・朝から頭の中がごちゃごちゃしている
・どれも中途半端に終わって達成感がない
・気づけば人の期待ばかりに応えようとしている
こんな状態のときこそ、
「あえてやらない」選択が、
行動をラクにします。
「今日はこれをやらない」
と意図的に決めることで、
自分の軸に戻ることができるのです。
まずはこれから!おすすめの「やらないこと」3選
1. 朝イチでスマホを見ない
SNSやニュースの情報量は、
脳に大きな刺激を与えます。
起き抜けに見ると、
心の余白が一気に奪われます。
2. ToDoを“全部”こなそうとしない
あらかじめ「今日はこの3つだけ」
と決めておくと、終わった時に達成感が得られます。
3. 無意識に「人の期待に応えよう」としない
「今日は“NO”と言う練習をする日」
と決めるだけで、周囲との関わり方も変わります。
書くだけで整う「やらないことリスト」のつくり方
やり方はとてもシンプルです。
今日1日、「やらないこと」を
2~3個書き出してみてください。
-
今日は18時以降は仕事をしない
-
感情が不安定なときは返信を保留する
-
誰かと自分を比べない
などなど・・・
紙に書き出すことで、頭の中が整理され、
行動に「意識の選択」が生まれます。
この「選択」が、
自分の主導権を取り戻す一歩になるのです。
「頑張らない選択」が、自分を取り戻す習慣になる
習慣とは、ただ続けることではありません。
「本当はどうしたい?」と、
自分に問い直すことでもあります。
やらないことを決めるとき、
私たちは自然と「今の自分に必要なことは何か?」
を考えます。
この内省のプロセスが、忙しさに埋もれていた
自分の軸を取り戻す習慣になるのです。
ToDoよりも「やらないこと」が、未来を整える
GW明け、やる気や集中力が戻らないときこそ、
ToDoリストではなく、
「やらないことリスト」をつくってみる。
それだけで、あなたの1日は驚くほどラクになり、
自然と動けるようになります。
「今日は何をやらない?」
そう問いかけることで、あなたの1日が、
自分らしいペースで整っていきますように。