おはようございます。
習慣化コンサルタントの古川です。
朝から予定が詰まったある一日。
打ち合わせ、資料作成、夕方のオンライン講座。
やるべきことをすべてこなしたのに、
夜になっても、なぜか「やり切った感」がない。
「今日、何してたっけ?」と振り返っても、
淡々とタスクを消化した記憶しか残っていない。
私たちは皆、同じ24時間という時間を生きています。
けれど、その使い方によって、
「満足感」や「充実度」には大きな差が生まれます。
では、その差はどこで生まれるのか?
鍵になるのが、スケジュールの「質」です。
スケジュールは「詰める」ものではなく「デザイン」するもの
私たちは、ToDoリストに追われがちです。
やるべきことを隙間なく詰め込み、
気がつけば「スケジュールに生きさせられている」状態に。
でも本来、スケジュールは
「やりたいことに時間を与えるための道具」であるべき。
つまり、自分の価値観や目標に基づいた
スケジュールをデザインすることが、
時間の質を高める第一歩なのです。
スケジュールをデザインする3つの視点
では、どうすれば
「自分らしい時間」を生きられるのか。
そのための視点を3つ、ご紹介します。
1. エネルギーの波を読む
集中できる時間帯、疲れてしまう時間帯。
誰にでも自然なリズムがあります。
私自身も、朝は創造的な仕事に、
午後は軽いタスクを。
こうしたリズムに合わせて
タスクを配置するだけで、
ぐっと成果と満足度が上がります。
2. 優先順位の棚卸しをする
「やらなければならないこと」と
「やらなくてもいいこと」を分けてみてください。
時間が足りないのではなく、
“何を優先して生きるか”が決まっていないだけ。
週1回でも、
自分の価値観と向き合う時間を持つことで、
本当に大切にしたいことが見えてきます。
3. スケジュールに“余白”を入れる
予定をぎっしり詰めすぎると、
少しの遅れやトラブルで焦りが生まれます。
意図的に“空白”を入れることで、
心にゆとりが生まれ、
むしろ生産性が上がるのです。
スケジュールの質が、人生の質を変える
この3つを習慣にしてみてください。
すると、時間の使い方が変わるだけでなく、
生き方の「軸」が見えてきます。
「やること」に追われる日々から、
「やる意味」を大切にする日々へ。
「効率」を求める働き方から、
「納得感」で動ける働き方へ。
「予定をこなす」人生から、
「意志でデザインする」人生へ。
たとえ同じ仕事でも、同じ家事でも、
どんな思いでその時間を使っているかで、
心の満足度は大きく変わります。
今週、やってみませんか?
今週、こんな小さな実験をしてみてください。
・毎朝5分、自分に
「今日一番大切なことは何か」と問いかけてみる
・1日のスケジュールに
「余白」を1枠だけ入れてみる
・1週間後、「どの時間が一番満足度が高かったか」
を振り返ってみる
それだけで、あなたの時間は「こなすもの」から、
「味わうもの」に変わっていくはずです。
スケジュールを整えることは、自分の人生に責任を持つこと
最後にお伝えしたいのは、
スケジュールを整えることは、
ただ予定を立てることではなく、
「自分の人生に責任を持つ」ということです。
その日、どんな時間を過ごしたかが、
1週間後の自分をつくり、
1年後の自分の生き方を形づくります。
だからこそ、忙しい時こそ、
「どう時間を使いたいか?」
と自分に問いかけてほしいのです。
それが、習慣を通じて生き方そのものを整える、
本質的な一歩になると私は信じています。