おはようございます。
習慣化コンサルタントの古川です。
先日、出張先のカフェで
パソコンを開いて仕事をしていた
ときのことです。
ふと隣の席から、
こんな言葉が聞こえてきました。
「この仕事、好きだったはずなのに、
最近すごくしんどくて…」
一緒にいた同僚らしき人が
静かにうなずきながら話を聞いていました。
その言葉を聞いたとき、
「それ、すごくわかる」と
私自身も心の中でつぶやいていました。
かつての私も、
仕事に対して情熱を持ちながらも、
ふとした瞬間に、
「このままで本当にいいのだろうか？」
と立ち止まってしまった経験があります。
好きな仕事なのに、
やりがいを感じられなくなったり、
なぜか心が追いつかなくなる。
それは決して、「向いていないから」でも
「やる気がないから」でもないのです。
キャリアの迷いは、誰にでも訪れる
・情熱を持って始めた仕事が、ある日突然しんどくなる
・朝、目覚めたときに、身体より先に心が重たい
・成果は出ているのに、満たされない気持ちが続く
こうした感覚は、
ある程度キャリアを積んだ人にほど
訪れやすいように思います。
なぜ迷いが生まれるのか？
キャリアの迷いは、
いくつかの要因が重なって生まれます。
・自分の価値観と、今の仕事が少しずつズレてきている
最初は夢中になれたことが、
いつの間にか「義務」に変わっていた。
・新しい挑戦が少なくなり、成長実感が減ってきている
成果を出すことに慣れた分、
「変化」が感じづらくなる。
・他人との比較やプレッシャーに、無意識にさらされている
SNSや周囲の活躍が気になり、
自分だけが停滞しているように感じる。
これらは、どれも
「日常の中にじんわりと広がっていく違和感」
です。
だからこそ、気づいたときに
きちんと見つめる必要があります。
迷ったときこそ、自分に立ち返る習慣を
では、キャリアの迷いを感じたとき、
どうすれば心のバランスを取り戻せるのでしょうか。
私は、以下のような「内省の習慣」
をおすすめしています。
1. 自分の価値観を書き出す時間をつくる
・「何を大切にして働きたいか？」
・「どんな状態が、私にとっての幸せなのか？」
キーワードで構いません。
静かな時間に、ノートに言葉を並べてみてください。
2. 好きなこと・苦しいことを分けて整理する
・どんなときに「やっぱりこの仕事好きだな」と思えるのか？
・逆に、何があると気持ちが重たくなるのか？
感情の揺れを、見える形にしてみることで
「心が求めていること」が、少しずつ言語化できます。
3. 小さな挑戦を、自分に許可してみる
・本屋で気になるジャンルの本を一冊買ってみる
・業務内で少し新しい提案をしてみる
・副業や習い事など、新しい場を試してみる
この“小さな一歩”の積み重ねが、
やがて「自分にしか歩めない道」
へとつながっていきます。
習慣が、あなたのキャリアを整えていく
私がいつもお伝えしているのは、
「習慣は、人生をつくる技術である」
ということです。
キャリアの迷いは、
ある日突然「答え」が出るものではありません。
でも、日々の習慣の中で
自分の気持ちに丁寧に向き合い、
小さな行動を積み重ねることで、
心が整い、未来が整っていくのです。
「このままでいいのだろうか？」と迷うときこそ、
それは、自分を見直すチャンスです。
焦らなくて大丈夫です。
あなたの歩幅で、静かに次の一歩を
踏み出していきましょう。
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