おはようございます。
習慣化コンサルタントの古川です。
結果や相手の反応を気にしすぎると、
過度にプレッシャーを感じて、
前に進めなくなることがあります。
そんなときは
「それを採用するかどうかは相手の勝手！」
という割り切りも大事です。
私が、「働き方改革」の
講演会に登壇したときのことです。
プレゼンターは私を入れて３人で、
基調講演は箱根駅伝４連覇を果たした
メディアでも大人気の青山学院大学の
原晋監督です。
人気の原監督が登壇することもあり
超満員になっている大会場と聴衆を見て、
私は少し不安になりました。
なぜなら、ふだん呼ばれる企業講演と違って、
このときは私のことをほとんど誰も知りません。
「私の話は本当に会場の人にウケるのだろうか、
ニーズに合うのだろうか……」。
待っているあいだ、私の心はざわつきました。
でも、そこでふと思ったのです。
「今、それを気にして
なにかを変えられるのだろうか？」。
配布資料もあり、
話の内容を変えられません。
聴衆を想定して練り上げたつもりですし、
本番の直前に反応がどうなるかを
気にしても仕方がないのです。
聴衆のニーズに合わなければ
途中で帰る人も出てくるかもしれませんが、
「それでいいじゃないか、あとは楽しもう」
と自分で言い聞かせました。
相手の反応より、
「自分が心から伝えるべきと思うこと」
に主眼を置き、
いかに気持ち良く話すかにフォーカスしました。
結果的には、
アンケートでも好評をいただくことができ、
それは、私が情熱を持って話をしたことで、
伝わるものがあったのかもしれません。
もちろん、
お客様や上司から評価を受けることで
仕事が成り立つわけですから、
相手のニーズや反応を考えることは必要です。
たとえば、提案資料をつくる際に、
相手のニーズを想像して準備しなければ
採用されません。
しかし、作成し印刷を終えた後に、
それが受け入れられるかどうか想像しても
あまり意味がありません。
受験でいえば、
がんばって勉強するのは良いのですが、
試験を終えたらもう受かっているかどうか
考えても仕方がないのと同じです。
「今、考えてもどうしようもない」
というときでも、
私たちは相手がどう反応するか、
結果がどうなるかという気持ちに
心は揺らされるものです。
どこかのタイミングで割り切り、
そんなときはもう結果を手放して
あとは行動に集中し、
プレッシャーから解放されましょう。
万事準備したなら、
相手の反応・結は手放して本番に臨む。
そうするだけで
プレゼンテーションなどでも
プレッシャーは少し楽になります。
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