落ち込んだときに、心を奮い立たせてくれるの物語がありますか？

おはようございます。

習慣化コンサルタントの古川です。

自分を勇気づけたり、
落ち込んだ自分を楽にしてくれたりするのは、
他人のエピソードだったりします。

私は挑戦を続けたいときに、
心の糧にしている偉人は、
リンゴ農家の木村秋則さんです。

「奇跡のリンゴ」という本がベストセラーになり、
阿部サダヲさん主演で映画化もされたので
ご存じの方も多いと思います。

私も感銘を受けたひとりです。

絶対不可能と言われた「無農薬リンゴ」の栽培に
成功するまで、苦節８年。

極貧生活、村八分の中で試行錯誤し、
自殺も考えるほど追い込まれた末に、
無農薬リンゴの栽培法を見つけます。

私も新規事業がどれだけやってもうまくいかず、
心が折れそうになっていたとき、
ふとこの物語を思い出して自分を鼓舞していました。

「壮絶な木村さんの苦闘に比べれば、
自分の今の状況は大したことがないな」
と自分を勇気づけられます。

孫正義さんの『志高く孫正義正伝新版』
（実業之日本社、２０１５年）や
JAL再建物語の『稲盛改革』も
心でなんども反芻する物語です。

どれだけ自分を勇気づける物語を
持っているかで思考習慣は変わります。

物語はやる気や挑戦を応援してくれます。

偉人の伝記やテレビ番組の「カンブリア宮殿」や
「情熱大陸」が意識に影響を与えてくれるのは、
見て聞いて感じることができるからです。

私たちの感情を強く揺さぶるのは、
言語ではなくイメージです。

美辞麗句が並んだ
おせつごもっとな御説御尤な話より、
イメージしやすい体験談のほうが心を揺さぶります。

イメージこそ、私たちの脳にスイッチを入れてくれます。

しんどいときにはお気に入りの物語を
頭のなかで上映してみてください。

挑戦の物語ばかりではなく、癒してくれたり、
もっと自分らしく生きていいんだと
思わせてくれる物語でもいいのです。

イチローや羽生善治、松下幸之助といった
偉大な人の物語ばかりではなく、
身近な人の具体的なエピソードが
自分を乗せることもあります。

自分の心が強く動くもの、
琴線に触れる物語を見つけてください。

ことあるごとに思い出し
自分に応用して置き換えていくことで
物語は自分の糧になります。

一般論ではなく、
自分の心が真に動いた物語から、
人生訓を得てみてください。