習慣化コンサルタントの古川です。
先延ばしは、心理的な負荷が行動に
ブレーキをかけるレベルに達した時に起きます。
心理的な負荷は、
その人の考え方から生まれます。
先延ばしする人は、
同じ行動でも心理的な負荷を自分に対して
無用にかけてしまう思考をしています。
一方、すぐやる人は、
心理的な負荷をすぐに下げる思考習慣があるので、
行動のスピードが早く、
前倒しで物事を進めていけるのです。
同じ片づけや報告書作成、上司への報告でも、
心理的な負荷をどれぐらい感じるかは
人によってさまざまです。
そこで、すぐやる人になるには、
心理的負荷を下げること、
行動意欲を高めることの
2つのアプローチがあります。
①心理的負荷を下げる
心理的負荷を下げるためには、
7つの心のブレーキに存在する感情を
どれだけ小さくできるかがポイントになります。
車でたとえるならば、
ブレーキを外せば前に進むようになる
ということです。
その解決策となるのが、思考習慣の修正です。
それが、「チャンクダウン(具体化する)」と
「ベビーステップ(小さな一歩で始める)」
ということです。
この2つの思考習慣が使いこなせれば、
あなたの行動への心理的負荷は下がり、
速やかに行動できるようになります。
②行動意欲を高める
行動意欲が高まれば、
7つのブレーキの影響は相対的に
小さくなります。
これは図のように心の枠が広がって、
心理的な負荷が下がったためです。
このように
行動意欲を高めるのに有効な思考習慣が、
「骨太の理由(強い意味)をつくる」です。
車で言えば、
アクセルを踏むことにたとえられます。
多少ブレーキペダルに足が乗っていても、
アクセルを踏み込めば前に進みだします。
個人コンサルティングの経験からも、
明確で強い理由づくりをすれば、
人は動き出すのです。
たとえば、部屋の片づけをするのに、
いいことが起きるから、
運気が上がるからという意味をつければ、
行動できるようになります。
これらの理由ができると、
「めんどくさい」というブレーキを
乗り越えることができるというわけです。