習慣化コンサルタントの古川です。
イチローは2010年、
メジャー記録10年連続200本安打を記録し、
WBCでもチームリーダーとして2回
日本を世界一に導いている名選手です。
同時に、
「小さいことを積み重ねるのが、
とんでもないところに到達する
ただ1つの道と思う」
と語る彼はまさに「習慣の達人」です。
練習メニューも日々の生活リズムも
規則正しく「習慣化」されています。
天性の才能に加えて、第二の天性である
習慣を持ち合わせるからこそ、イチローは
「日本球界が生んだ最高傑作」なのでしょう。
イチローに関する研究で知られる、
メンタルカウンセラー・児玉光雄氏の著書
『「イチローの成功習慣」に学ぶ』には、
数多くのイチローの「成功習慣」が
書かれています。
児玉氏の言葉を借りれば、
「イチロー選手のすばらしい能力の根っこ
にあって、それを形成してきたものは
彼の習慣です。
彼の力や技量の原点、本質は習慣にあり」
「誰にでもできる平凡な努力を、
誰にも負けない非凡さで実践してきたことが
天才イチローをつくった」
というわけです。
ここでは、児玉氏の著書から、
イチローの成功習慣を1つ紹介します。
私流にその習慣に名前をつければ、
「まずはヒット一本のことを考える」
となります。
「ヒット一本を増やしたいと
ポジティブに考えるのです。
そう思っていれば打席に立つのが
楽しみになりますよね」
これは、かつてイチローが語った言葉ですが、
彼は「ヒットを一本ずつ積み重ねていく、
そのプロセスに重きを置くことで、
打率という結果もおのずとついてくる」
と考える習慣を持っています。
この習慣には、「習慣化」メソッドでいう
「ベビーステップ」の考え方に
通じるものがあります。
まずはヒット一本を打つことに集中する。
そういったベビーステップが積もりに積もって、
イチローの安定した高打率や最多安打に
つながっているのだと思います。