習慣化コンサルタントの古川です。
人は誰しも仕事や人生の途中で行き詰まって、
閉塞感を覚えることがあると思います。
それは多くの場合、
1つの正解や打ち手にこだわるから
行き詰まるのです。
うまく閉塞感から脱するには
選択肢を広げることに集中しましょう。
2011年に東日本大震災が起き、
独立して5年目の私の会社は
経営難に陥りました。
このころは、売上の 70%以上が
企業研修や講演で成り立っていました。
10ヶ月以上先まで受注が入っていたのですが、
震災と原発事故により今後の経営状態が
見通せなくなったとの理由で、
軒並みキャンセルになったのです。
売上を見込んでいた仕事が吹き飛び、
当時の私は地震や放射能に怯えながらも
それ以上に会社の経営難に
苦しむことになりました。
完全に行き詰まってしまったのです。
私はこの閉塞感から脱するために、
「このままずっと研修事業が
立ち直らなかったら……」
という漠然とした不安を
具体化することをはじめました。
仕事が100%キャンセル
されたわけではありませんし、
内部留保しているお金もあります。
そこで具体的にどれぐらいの時期に
どれだけ売上減になったら
どれぐらい赤字になるのか、
資金はどこでショートするのかを
シミュレーションしました。
エクセルを開いて、現在ある仕事、
貯金をベースに毎月のコストを出し、
3月から年末までに悲観的・楽観的・現実的に
シミュレーションしたらどうなるか
を描きました。
こうすると、不安ばかりが
雪だるま式に膨らむマイナス思考から、
現実の課題をどうするかという
問題解決思考に切り替わります。
「いつ、いくらなくなる」がわかると、
そこでどういう対策を打てばいいのか、
複数の選択肢を出すことができます。
売上を伸ばす方法やコスト削減方法を考え、
近くの選択肢を出してみました。
そうすると
打つ手がたくさんあることに気づき、
可能性が広がりました。
「会社が倒産したらどうしよう」
「リストラされたらどうしよう」
と不安になるのは、
今の会社で働く以外の選択肢が
見えていないからです。
倒産してもリストラになっても
選択肢が複数あれば、
かき乱される度合いが低くなります。
閉塞感は思考がつくり出すのです。
どんな選択肢があるか
見えるようにするだけで、
自由度が広がり、打開策が見えてきます。
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