習慣化コンサルタントの古川です。
古川なりの「進化成長論」
を語りたいと思います。
私たちの心理は、
「バランスを取り、安全・安心・安定をつくる」
という性質があると説明しています。
私たちは
とにかく、バランスを取れている状態に
安心・安全・安定を感じる。
だから、必死にバランスを取るという
引力が働きます。
地球に重力の法則があるように、
私たちの心の法則は、
「安全・安心・安定をつくる」
ことに必死になる。
根底にある考え方は、
ここです。
さて、
本論ですが、
心が「安全・安心・安定」をつくるとすると、
最も拒絶するのが、
いつもと違う変化がやってくると
バランスが崩れることを恐れ、
「危険・不安・混乱」を回避しようとします。
天動説が主流のときに、
「地動説」と唱えたコペルニクスは
相当なる弾圧を受けるわけですが、
その理由は
「今まで天動説で安定してきた物の見方が
新しい説でバランスを崩されるから」
私たちは特定の枠組み・ロジックで
世界を理解して秩序を保っています。
しかし、新しい説はその秩序を壊し、
バランスを不安定にします。
「危険・不安・混乱」が生まれます。
それが怖いから、弾圧が始まります。
それは、コンサルティングをやっていても、
顧客先にいくとほぼ100%抵抗に合うのは、
既存の秩序・バランスを崩される
恐怖・不安・混乱を避けたいからです。
しかし、コンサルティングの中で、
安心・安全が保て、新しい仕組みが見えてくると、
今度は賛成派が増えて会社の改革は進んでいきます。
最初の抵抗は人間の心理の本質からすれば
「当然」なのです。
さて、この私たちの心にあるバランスを
取る引力をどう使うかで
「停滞する」か「成長するか」は変わります。
停滞するケースは、
今のバランスを維持し、安定・安全・安心を
保つ方向に心理を働かせる。
茹でガエルとか、色々言われますが、
まさに安全領域で止まることを示します。
逆に成長するケースは、
あえて、バランスを壊します。
高すぎる目標を立てる、
人に宣言して退路を断つ、など
今を保っている秩序を揺さぶります。
そうすると、心理はどうなるか?
また、バランスを回復しようと頑張ります。
危険・不安・混乱を収拾しようとします。
その方法は、能力を向上させ、
結果を出す力をつける、戦略をつくる、
新しい仕組みを作ることで実現します。
そして、安全・安心・安定に導こうを
脳は非常事態宣言で頑張るわけです。
GEという会社の能力向上の仕組みとして
「ストレッチ」という発想があります。
常に、能力を超える高い目標を課し続ける。
これは、バランスが取れた現状を
崩す仕組みです。
私たちは崩れたバランスを取ろうと脳は、
「火事場の馬鹿力」を発揮します。
そして、新しい自分がつくられます。
子供の頃の自転車に乗れるようになったときを
思い出していただくとわかりやすいです。
最初は、補助輪をつけて自転車に乗ります。
ある日、親から補助輪を外して
乗れるように挑戦させられますね。
この記憶は私も鮮明に残っていますが、
本当に恐ろしかったものです。
でも、補助輪を外してバランスを崩し、
危険・不安・混乱を感じると私たちは、
必死にバランスを取り、
一人で乗れるように能力向上をしようと
頑張ります。
心は、安全・安心・安定に
また早く戻りたいからです。
そして、私たちは自転車に
乗れるようになるわけです。
成長・進化したわけです。
これも、心は安全・安心・安定に向かう
という原理からいえば、
変われない人も、変われる人も
同じ心理法則のもとにある。
どっちにその法則を使うか?
ですね。
私は、12年の大きなビジョンを立て、
自分の基準を高め、かなり周りに宣言して
自分を追い込むタイプです。
ただし、どこまでバランスを崩すかは
さじ加減で、本人の性格・本質に従ってやるべきです。
誰にとっても、
大きすぎる目標がいいわけでもないし、
みんなに宣言することがいいわけでもない。
ここがパーソナライズが必要なところです。
でも、現状維持のバランスを崩すことでしか、
本当の成長、進化は生まれません。
さあ、2022年の後半戦は現状に
どれぐらいバランスを崩すことを
やってみますか?
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