習慣化コンサルタントの古川です。
心理学者、カール・ユングは、
「創造的退行」
という言葉を残しています。
私なりに、簡単にいうと、
新しい創造を生まれる前には、
葛藤や混乱、方向性の喪失、
不安定感などが生まれ、
これとうまく向き合い残り超えたとき
進化する。
ということです。
創造的退行は、
私がコーチを15年以上やってきて
自ら、クライアントの人生に接していて
まさにその通りだと合点がいきます。
私自身の話をすると、
2006年がまさに創造的退行でした。
大企業で、恵まれた環境で、
上司からの期待もあり、
大きな仕事を任されていました。
しかし、私の中では確実に、意義ややりがいを
失っていました。
それでも、任せられたからには
やり切らなければと残業に残業を重ね、
燃えない心に鞭を打ち、
種火になりかけたやる気を
強引に燃え上がらせようともがいていました。
周りの同僚は、情熱的に働き、
結果を残しているのを尻目に、
このままではいけない。
なぜ、スイッチが入らないのか?
方向性の喪失、
自分軸がまったくない状態でした。
そんな中で、3年ぐらい頑張ったでしょうか、
その後、決定的に、
自分の内側で求めている生き方と
置かれている状況・環境にズレがあることを
確信しました。
2006年の7月ぐらいでしょうか、
日経新聞を何気なく読んでいたら、
「リクルート社のアントレの広告」
が掲載されており、
そこに書かれているメッセージが
私の中で雷のような衝撃を持って
目に飛び込んできました。
「雇われない生き方」
シンプルな、たった8文字の言葉。
しかし、私が求めていた働き方は、
まさに、
「雇われない生き方」
がしたい。
これだ!
と確信しました。
この瞬間、私は独立をすることを決意して、
自分の道を歩むことになりました。
組織に属して能力を発揮する力がなかった
ことは素直に認めます。
(組織で力を発揮する人を
心から尊敬しますし、
そういう人の方が世の中の
95%以上だと思います。)
しかし、
私には限界があった。
逆に、コーチとして独立してからは、
仕事もなく、不安定な日々、
道無き道を歩むことになりましたが、
まさに水を得た魚状態。
私はやっぱり、自由と独立と創造が
大好きなのだとつくづく実感します。
ここで、
大企業での安定したキャリアを捨てて、
無名のコーチとして独立したのですが、
結局、2004年ー2006年の3年ぐらいは
私にとっては「退行」という
精神状態を味わいました。
悶々としていて、葛藤があって、
人生のベクトルと希望が見出せず、
暗闇から抜け出せない閉塞感で
いっぱいでした。
しかし、今思えば、
「雇われない生き方」
という言葉を引き寄せるための
創造的な葛藤だったのだと今は思えます。
10年間、私は長期講座を通じて、
多くの人の人生、方向転換に
関わってきましたが、
創造的退行の中にいる人だけが
門戸を叩いてくれます。
私にできることは、
混乱と葛藤と方向感覚のない人生に
新しい自分なりの答えを見つける
支援をすること。
今の退行を、
あれがいいターニングポイントだった!
と言える、創造的なものに変えていくのが
「習慣化マスター講座」
こういう「人生くすぶっている」人とともに
5ヶ月深い探求をしていくものとなります。
説明会も残すところ、8月の2回、
8月6日(金)と8月7日(土)だけ。
人生が変えるには、
決意とタイミングを掴むことが肝心です。
今、だと思った方は、門戸を叩いてください。
私が、5ヶ月間とことん付き合う
濃厚なプログラムになります。