習慣化コンサルタントの古川です。
アスリートや経営者、アーティスト、医師など
情熱を持って何かを成し遂げた人たちの言葉は、
自分をもっと高めたい人にとって
大いなる糧になるものです。
私は、卓越した結果を出す人が持つ習慣とは何か?
に興味を持って研究しております。
アリストテレスの言葉に、
「人は習慣によってつくられる。
優れた結果は一時的な行動ではなく、
習慣から生まれる」という言葉があります。
卓越した結果や卓越性を作り出した習慣を真似することで、
私たちも成長するきっかけになるのではないかと思って、
探求する一端ではありますが、
私が共通点として見る習慣を解説したいと思います。
習慣1.これが正しいという信条に生きている
習慣2.目先の損得を超えた偉大さを目指している
習慣3.得意技を活かして成功し続けている
習慣4.激しい湧き上がるマグマの情熱から動いている
習慣5.アンチ常識に取り組み、正解になるまでやり続ける
習慣6.大勝負をしかけ、逆境を進化の糧にしている
習慣7.試行錯誤と工夫の鬼である
習慣1.これが正しいという信条に生きている
「心臓の問題は見つけたらすぐに対処しなければ命取りなる」
「予約はとらない、すぐに手術すべき事例に対応できなくなるから」
「臨床数が多ければ多くのトラブルに対処する技術も育つ、
結果多くの人が手術を求め、臨床数も増える」
(カンブリア宮殿より)
こう語るのは、心臓外科医、千葉西総合病院、
三角和夫医院長です。
三角先生は、心臓のカテーテル治療、
年間3000例、8年連続日本一の臨床結果を持っています。
三角先生にかかる患者の中には、
当日診療して、当日手術をすることもあります。
問題を見つけたらすぐに対応することを勧め、
それに対応できるようにしています。
と言います。
自らの心臓手術の勉強会では、
携帯番号を教えて、
問題が起きたら連絡がつくようにと
非常事態に備えています。
また、三角先生は、
1日30件もの手術に対応できるように、
6つの手術室を同時に指揮しながら
右腕となる医師とともに手術をしています。
これは世界でも異例の方法だそうですが、
これも三角医師の信条から
同時に緊急で多くの患者に対応できるための仕組みです。
三角医師に限らず、卓越した結果を出す人は
「これが正しいんだ!」信条を持っています。
その信条が一貫性を持ち、
信頼を生み、結果を作り出していると言えます。
習慣2.目先の損得を超えた偉大さを目指している
横綱若乃花は、小柄な身体ながら
66代に上り詰めました。
弟の貴乃花ももちろん偉大ですが、
私が若乃花の好きなエピソードを紹介します。
若乃花は2000年の秋場所中に負傷、
それでも出場し続け、7勝8敗と負け越しました。
横綱が負け越すなど不名誉な記録だと
バッシングを受けましたが、
それ以上に負傷しながら負け越しを恐れず
出場したことこそ偉大と言えます。
横綱は2−3敗すると怪我を理由に
欠場するのが通常です。
若乃花も欠場すれば横綱で負け越しという
不名誉な記録を避けられたのですが、
それでも出場させ続けたものは何か?
目先の勝敗を超えた、
偉大なる父と叔父(初代若乃花)が
手本となる相撲道なるもの
があったのではないかと思います。
目先の結果を超えた憧憬があり、
手本がいて、目の前のことから逃げずに
相撲道を邁進したことこそ、
負傷して負け越しのリスクを抱えながらも
千秋楽まで出場し続けたのだと推察します。
誰しも結果が悪く出ることもあれば、
良い結果が出ることもあります。
その浮き沈みに一喜一憂することなく、
「もっと大いなる何か」を目指す姿に
私は心を打たれました。
習慣3.得意技を活かして成功し続けている
森岡毅氏は、赤字続きの
ユニバーサルスタジオジャパンの再建を託され、
入社当時に730万人台まで落ち込んでいた年間集客を、
着任年2010年から毎年100万人ずつ上昇させ、
2015年度の年間集客は、1390万人を記録し、
東京ディズニーシーを超え、
世界第4位にまでV字回復させました。
森岡氏のマーケティング手腕は
高く評価されていますが、
彼は高等数学を用いた独自の統計学の手法から
緻密に現状を分析した結果、
東京ディズニーランドと比べてUSJの弱点は、
30代後半の世代と10代以下の子供が少ないこと
にあるとの結論に達しました。
そこで子連れの家族を取り込むべく
施策を打ち始めるのですが、
全ての施策のアイデアの源泉、戦略の核は
彼のこの高度な分析力にあります。
単年度ではなく、継続的に改善し続けるには
この緻密な分析力とここぞとなたら腹をくくって
実行する胆力が彼の真骨頂です。
柔道の一流選手は、切れ味鋭い得意技があります。
井上康生なら内股、山下泰裕なら大外技、
古賀稔彦なら背負い投げですが、
一流選手は全ての技をかけられるよう練習しています。
しかし、最後は得意技で勝負を決めるわけです。
経営者にも私たちにも性格資質があり、
得意技はそれぞれです。
コンピテンシーという求められる能力も重要ですが、
自分独自の強みから結果を作っているのが
卓越者の共通点といえます。
次回、
習慣4.激しい湧き上がるマグマの情熱から動いている
習慣5.アンチ常識に取り組み、正解になるまでやり続ける
習慣6.大勝負をしかけ、逆境を進化の糧にしている
習慣7.試行錯誤と工夫の鬼である
をご紹介します。
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