休むのが上手な人の頭の中 | 人生を変える「習慣化」ブログ

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習慣化コンサルタント古川が綴る「人生を変える習慣」
人生が変わった!という深い感動を共に味わう
を使命に、日々の気づきを発信しています。

 

習慣化コンサルタントの古川です。

 

「この人は、いつも忙しそうだなぁ」

と心配になる人がいる一方で、

「忙しそうなのに、この人には余裕を感じるな」

という人がいます。

 

両者にはどんな違いがあるのでしょう?

今回は、休み上手になる秘訣をご紹介します。

 

☆あなたはもっと休んでいい! 

 

2014年9月、テニスの世界四大大会、USオープン。

 

アジア人としては初となる、

グランドスラム準優勝を果たした錦織圭選手の戦い方は、

まさに上手に力を抜く人の象徴です。

 

準決勝で、世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)

と対戦した試合が象徴的でした。

 

まず、結果を見てみると、次の通りです。

 

第1セット 6–4 

第2セット 1–6 

第3セット 7–6 

第4セット 6–3

 

ここで着目するべきは、

第2セットでわずか1ポイントしか取らずに

セットを失っているのです。

 

観戦していると、

まるでやる気を失ったプレイヤーのような

動きに見えるほどです。 

 

しかし、これは彼の作戦で

戦略的に体力を消耗するのを防いでいたのです。

 

錦織選手は、勝てるセットでは全力を尽くし、

勝てないと思ったセットでは徹底的に

「力を抜く」のです。

 

一方、第3セットは接戦で、競り勝っています。

 

いざ接戦となった時の勝率は、

錦織は世界ナンバーワンなのです。

 

さて、これと同じことが仕事にも言えます。

 

月曜日から金曜日まで長時間頑張り、

休日も何かしら頑張っていくことで

私たちの心身は疲労困憊します。

 

上記の錦織選手のように、

メリハリをつけて頑張るときは頑張る、

休むときは休む方が、

いざという勝負どころでエネルギーがあって

いいということがあります。

 

 

休むのが下手なのはなぜ? 

 

休むのが下手なのが、

頑張ることで得る美徳、もしくは頑張ることで

埋めたい不安や恐怖が背景に存在します。

 

「頑張ることが美徳」になっている人は、

休むことに罪悪感を持っています。

 

頑張ることで褒められる、

頑張りが認められる世界で育って来た人にとって

結果も大切ですが、

プロセスにおいてどれだけ汗を流したかが

重要な価値観となります。

 

プロセスで大量の汗を流し、息を切らして頑張った!

ことを美徳にする人にとって

休むことは罪悪感となりがちです。

 

また、失敗した時の自分への言い訳として

「頑張るだけ頑張ったから!」と言い聞かせる、

また、結果が出ない時に「まあ頑張ったからね」

と評価を下げないように頑張っているケースもあります。

 

 

1. 頑張っていると不安から解放される

 

「自分に自信がない」、「結果を出せないかもしれない」。

 

そんなマイナス感情が強いと「頑張る」ことで

不安な気持ちから逃れようとします。

 

実は頑張ることはポジティブな感情からではなく、

不安からの逃避だったりします。

 

その場合は、不安の正体を具体化し、

プロセス主義ではなく、結果から逆算して

本当にやるべきことは何か?

と本質に向き合うことが解決策になります。

 

 

2. 頑張っていれば認められる

 

結果より努力を見てもらうことで評価されよとする。

 

私にも覚えがあります。

 

結果がでなくても「あいつは頑張っていたから」と

怒られることを回避できる気がするからです。

 

しかし頑張ることで認めてもらおうとするのは

結果主義からすると、的外れな対策になります。

 

結果に目を向けて、本当に成果を残すことに

コミットし直すこと、頑張ることを隠れ蓑にしないことが重要です。

 

真の結果を残すならば、プロセスではなく、

結果を見てもらうことで勝負をしなければなりません。

 

 

3. 頑張っていると失敗しても言い訳できる

 

2は他者からの評価だとすると、

こちらは自己説得の材料としての頑張りです。

 

頑張って失敗したなら仕方がない。

 

「人事を尽くして天命を待つ」の戦略で、

とにかくうまくいかなくても

「これだけやったなら仕方がない」

と諦めがつく。

 

しかし仕事において結果主義を貫くならば

失敗を防ぐためにどうすればいいか、

次に効果的に対策をするならばどうするかを考える必要があります。

 

 

4.仕事の期限やアウトプットを限定していない

 

休めない原因は、いつまで、何を、どれぐらいやるか?

期限やアウトプットを決めきれていないことです。

 

際限なく時間を使い、定義のないアウトプットを求めては

いたずらに時間を浪費するばかりです。

 

それを回避するためには、この仕事のアプトプットはこれ!

期限や投入時間はここまで!と限定することです。

 

 

5.休みをいつにするか、何をするか決めていない

 

仕事のこと、やるべきこと中心で、

オフタイムややりたいことを決めていない。

 

そうすると、なんとなく仕事ややるべきことに

スケジュールが占領されていきます。

 

明確に休む日や時間を決めて、

そこで自分がやりたいこと・わくわくすること

を決めておくといいでしょう。

 

 

■「休み上手な人」のスキルを身につけるためのワーク

 

1.終わる時間を決める

 

単純なる行動ルールは

「ここまで頑張ったら終わり!」という期限を決めること。

 

退社時間を守る、1つの仕事への投入時間を制限することで、

単位時間あたりの集中力や効率を高めてくれます。

 

それ以上に頑張り屋の人にとって

際限なく頑張ることへの誘惑を断ち切る基準になるでしょう。

 

 

2.頑張った基準を量から密度に変える

 

私も同じですが、とことん頑張った感が欲しい人は、

無理のその欲求を抑えるよりは

解放したほうが精神的には健全でもあります。

 

その場合、頑張ることを量で測るのではなく、

密度に目を向ければ単位時間あたりの集中力

に変えることができます。

 

いかにこの1時間で資料を作成するか!

という高密度仕事術にしていけば、

他残業、休めない現象から抜けることができます。

 

ぜひ、ご自身のスタイルにあった

休み方を見つけてみてください。

 

 

 

 

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