習慣化コンサルタントの古川です。
失敗をしてもいい!
失敗は成功の元だと言われても、
やっぱり一歩が踏み出せないのが人間です。
何かに挑戦するとき、
私たちはうまく行かないことが続くと
めげそうになります。
そんなとき、「じゃんけんの法則」で発想することが有効です。
☆じゃんけん、じゃんけん、またじゃんけん!
じゃんけんの法則は、
元々勝間和代さんの著書から気づきを得たものです。
「有名人になる」という本で、
次のように書かれています。
さまざまなチャレンジは全て確率論です。
すなわち、確率が低い勝負であっても
それを繰り返し行っていけば、
いつかは負ける確率が下がって
どこかで勝てるのです。
ただ、多くの人はそのような努力を50回、
あるいは100回は続けません。
しかし、もしチャレンジしても
とくに失うものがなければ、
勝負をし続けることです。
そうすれば必ず勝てます。
私は多くの有名タレントや有名経営者に
インタビューする機会を得ましたが、
ほんとうに、すべての人に共通するのが、
この「じゃんけん、じゃんけん、またじゃんけん」の精神です。
勝間和代「有名人になる」より引用
じゃんけんのメタファーが良い理由は3つあります。
1つは、負けても落ち込まない
2つは、いつかやり続けると勝てると分かる
3つは、何度も勝負すれば良い
ということがあらゆる目標達成にも
当てはまるからです。
ささないな例ですが、
私が実践したじゃんけんの法則を
お話したいと思います。
☆新人時代の営業の話
私は新人時代、
情報システムの営業部に配属されました。
ここでは新規顧客開拓を専門とする部署です。
接点はまずは法人顧客に
電話をするところからスタート。
とにかく、電話をしても居留守を使われたり、
素っ気ない態度で断られる連続です。
「あー、こんなことやっても
会ってくれるところなんでないよ」
と思いながら電話をしていました。
すると、15社目の情報システム担当者は
「じゃあ、一度話しをききましょうか?」
と言ってくれたのです。
私は毎日午前中は電話アポを取りましたが、
分かったことは、
30件に1回はアポが取れるという確率です。
つまり、30回じゃんけんをすれば1回はOKが来る。
このように考えれば、
29回断られることのダメージが少なくなったのです。
☆初出版の話
私は、今でこそ10冊の本を書き、
出版のご依頼をたくさんいただきますが、
6年前の処女作を書く時には、
出版界に一切人脈や知り合いはいませんでした。
そこで、「続ける習慣メソッド」に
興味を持ってくれる出版社を探すべく、
じゃんけんの法則を適用しました。
飛び込み企画の郵送物は
なかなか見てくれないのが業界の常。
ならば、たくさん企画書を送ろうと、
自分が大好きな本をリストアップし、
33社の出版会社を企画書を郵送したのです。
結果は予想外の11社から連絡がありました。
「一度会いましょう」という連絡が
次から次に来て、処女作から出版社を選べる立場
でスタートできたのです。
これも1社送ってダメだから次と考えていたら、
精神的ダメージが大きいものです。
大切なことは確率論で考える。
そして、大量行動する。
「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」
ということわざがありますが、
間違いなく言える話だと思います。
それが証拠に私の体験を話して
出版したい人に30社送るよう進めた人は
どんなに低い確率でも6%の返答率。
つまり、2社は返答があったのです。
何もしないと、「いつか本を出したい」という
夢のまま終わるものが実際行動してみると、
2社の出版社を話ができる現実がやってきます。
この結果、全員、初出版であるにも関わらず
10人中6人の人が出版までこぎ着けました。
量を試さなければ絶対に到達できない結果があります。
じゃんけんの法則は、
恋愛でもスキルアップでも目標達成でも
全てに当てはまることだと私は考えます。
☆最初の恐さをどう乗り越えるか?
しかし、そうは言っても
最初に一歩が出ないのが人情。
人間にとって
「初動」ほど気が重たく力のいることはありません。
裏を返すと初動をコントロールできれば、
圧倒的にそのあとはスイスイ進むものです。
そこでやって頂きたいのが
「ベビーステップで踏み出すこと」です。
先ほどの営業アポの例で言えば、
毎日やれば行動ハードルは低くなるものの、
最初の一件目で電話をするのは勇気が入ります。
その気持ちの重たさに負けると
行動はストップして、
最初のじゃんけんができなくなります。
そこでベビーステップ。
小さな一歩を考えることです。
私は、コーヒーを買ってきてぐいっと飲んだら、
電話先リスト(エクセル)を立ち上げます。
そして、その記録を見渡します。
一定確率でアポが取れていることを噛み締めます。
その次に、電話アポのトークメモを見ます。
ここでは最も魅力的で
会いたくなるトークが書いてあります。
これを読むと頭で電話で話すことがイメージできます。
そうすると、エンジンがかかるので、
最初の1件をかけることができます。
ベビーステップは、電話リストとトークメモを見ること。
これが全ての初動でした。
出版の例で言えば、
50社に企画書を郵送しようと考えた後、
でもどうすればいいのかと途方に暮れました。
そこで、
「自分が大好きな本を作っている
出版社と編集者に送れば良いんだ」と考えて、
本棚にある好きな本の出版社を
エクセルにタイピングするところからスタートしました。
33社リストアップできたところで、
HPから住所をコピペしました。
次に郵送する封筒に宛先を書きました。
送付状をつくり、企画書を入れて送る。
小さく行動ステップを分けていくと、
実にシンプルなのです。
ただ、このように小さく分解して
初動を取ることに集中しないと、
大きな作業項目をイメージしていては
「初体験」を乗り切ることはできません。
別の方にも同じように進めました。
なかなか郵送まで踏み切れない人には、
出版社のリストアップだけをやりましょうと勧めます。
次に封筒に宛先だけ
全部書いてしまいましょうと背中を押す。
ここまでやれば、郵送までやらない人は
ほとんどいなくなります。
でも全てはエクセルに出版社をリストアップする
という初動から始まっています。
じゃんけんの法則、
初動を踏み出すためにベビーステップ
をお話してきました。
ぜひあなたのケースに当てはめてみてください。
すべては確率論。
大量行動という思考・行動習慣をお勧めします。
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「結局、習慣」ですよね。 と言います。
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