習慣化コンサルタントの古川です。
やりたいことを見つけた3人のリアルケース
「私の人生、今のままでいいのだろうか?」
「今の仕事で定年まで耐えられない」
「一度しかない人生納得生き方がしたい」
「本当の自分の心の声に従って生きたい」
「自分らしい生き方がしたい」
誰しもこんな疑問を持つことがあります。
しかし、漠然としたこれらの疑念に対する答えはすぐに出ません。
結果として、日常の忙しさの中で
棚上げされていることが多いのではないでしょうか?
今日は、このような悩みを持った人が
自らの生き方を見つけた3つの事例を紹介します。
例1.仕事に生きがいを見いだせない
ジャズボーカリストというライフワークを見つけたAさん
Aさんは小学校の女性教諭。
人からうらやまれる安定した仕事についていますが、
職場の人間関係は良好とは言えず、
担任の仕事にも強いやりがいを見いだせず
閉塞感を感じていました。
「自分らしいライフワークを見つけたい!」
というのがAさんのテーマでした。
相談を受けた私は、
心からワクワクする活動を出してみましょう
とアドバイスしました。
結果、「ジャズ」というキーワードが出ました。
Aさんは大学時代ジャズ研に数カ月だけ所属したことがあり、
すぐに退部したものの、
ジャズそのものにはワクワクを感じるというのです。
そこで、早速小さなチャレンジ行動を提案。
Aさんはyahooでジャズの会を検索し、
自宅近くでレッスンに思い切って参加することにしました。
ここから運命が変わっていきました。
ジャズで歌っているときの自分は
魂が表現することを喜んでいると言います。
どんどんジャズのボーカルとしての活動にのめり込んでいき、
趣味で始めてわずか1年ちょっとで
ソロライブを開くほどにまで発展していきました。
学校の先生業も音楽に引き寄せられるように、
音楽専門の先生になりました。
学校での活動も、プライベートでの活動も、
音楽を通じて表現することが柱になり、
仕事もプライベートも充実する人生になりました。
Aさんはワクワクすることを小さく実践して、
自らの人生の満足度を高めたのです。
例2.50代になり、このまま定年を迎えたくない
これだけはやって死にたい!
心から納得がいく仕事を見つけたBさん
Bさんは大手の組織で貿易業務を長年勤めてきました。
50代になり子供が学校を卒業して独立。
子育ても一段落し、定年が視野に入った段階で、
今のままの人生でいいのか?
という葛藤が湧いてきました。
「これだけはやって死にたいという生きがい、
働きがいを見つけたい」
という想いが強くなり、抑えきれなくなって
私に相談に来られました。
私は、Bさんに
「どんなことに興味がありますか?」
「これまでの人生でワクワクした活動は
どんなことでしたか?」
と尋ねるも、
なかなか回答が出てきません。
Bさんはワーキングマザーとして、
責任ある仕事のマネージャーとして
多忙な人生を過ごしてきました。
「やるべきこと、すべきこと」を
中心に人生を生きて来た30年でした。
その結果、「自分がやりたいこと」
を感じるセンサーが作動していなかったのです。
そこで、私は
「とりあえず、小さな身の回りのやりたいこと、
それこそ、今日はいちごが食べたい、
みたいな小さなことから始めましょう」
と提案。
Bさんは持ち前の真面目さと粘り強さで、
エクセルに日記をつけていきます。
毎日の小さな楽しかったこと、ワクワクしたことを、
行動したことを言語化していきます。
それを3カ月、半年続けると、
Bさんの言動が徐々に変わり、
1年半を過ぎたところで、福祉の分野で貢献したい
というミッションを見つけます。
今、Bさんはリスクが少ない組織内転職という形で、
福祉の分野の事業展開に関わっています。
当初の「これをやって死にたい!」という
人生を投入できる仕事を見つけたいのです。
50代からのチャレンジには
勇気をもらえるのではないでしょうか?
例3.1年前の自分と何も変わっていないという危機感
週末起業という道を見つけたCさん
Cさんは、製造業に勤める営業マンです。
就職して15年、安定した成績を残してきましたが、
ふと立ち止まって現状を見つめた時、
「1年前の自分と何も変わっていないのではないか?」
「本当に今の仕事だけをしていて大丈夫なのだろうか」
という不安が湧きてきました。
そこでCさんは打開策を探るべく、
本を読んだり、セミナーに参加をして
自らの成長分野を模索していました。
多くのヒントから最終的に選択したのは
コーチングの道でした。
プロコーチとして生活習慣の指導のサポートを行う活動は
Cさんにとって本当に心から充実感を得られるものでした。
営業職をやめて独立する選択肢もありますが、
安定と成長を両立したいCさんにとってその生き方は
自分らしくないと判断。
平日は営業マンとして、
週末はプロコーチとして活動することを始め、
今充実した人生を掴んでいます。
総括:魂の声を聞き、行動すること
人生における生きがい、働きがいを見つけたい!
これはその人の心のなかにしか存在しない答えです。
だからこそ、迷いから脱することが困難であり、
かつ試行錯誤の末、考えることさえ諦めてしまう人が多いものです。
「自分は何がしたいのか?自分らしい生き方とは何か?」
これがハッキリと見えてくるのは、
東京から富士山を眺めるのに似ています。
雲と霧がかかっている間は
その存在を見ることができません。
しかし、晴天になり冬の澄んだ空気の先には、
大都会からハッキリと富士山を眺めることができます。
「人生における生きがい、働きがいは何か?」の答えも、
ハッキリと心に存在しているもの、
その姿はさまざまな雑念や感情で靄がかかり
その姿を認識するのが難しいのです。
その打開策は、行動して心と深く対話すること。
この地道な習慣を経て始めて、
魂のメッセージを受け取ることができます。
一朝一夕ですぐに見つける人はごく稀です。
今回の3人のケースも紙面の関係上、
試行錯誤のプロセスを表現できていませんが、
それぞれが半年から2年かけて悶々とし、
道無き道を歩み行動しながら徐々に見えてきた結果です。
そのプロセスをある意味、楽しみ、行動して、
心と深く対話する習慣を始めてみてください。
あなたの心のなかに掛かった靄が取れると
ハッキリと自分の生き方が見えてきます。
\\ 毎日朝、3分読むだけで
人生のベクトルがどんどん変わる!//
行動、思考習慣に関する気づき、
事例や文献、パーソナルな出来事など
具体的な事例紹介はもちろん、
読者限定の特別な情報が
あなたのスマホに届きます。
ご登録はこちらから↓↓↓