習慣化コンサルタントの古川です。
悪い習慣は、やめたいと思っているのに続けてしまう。
一方、頭では良いと分かっていても
習慣は続かないのはなぜか、
疑問に思われたことはありませんか?
これは、脳科学的な解説よりも感情で説明すると、
理解が進みます。
今日は感情の力を使った習慣化術を紹介したいと思います。
☆良い習慣、悪い習慣は感情から生まれる
「習慣は感情から生まれる」
私が習慣化のコンサルティングを行って
たどり着いた実にシンプルな真理です。
夜更かし、ゲーム、お酒の飲み過ぎ、
ネットサーフィンなどの習慣は
「意思や根性」とは無縁に続けてしまうものです。
理由は簡単で「行動から得られる快感」が大きいからです。
夜更かしで自由を感じたり、お酒でストレス解消になったり、
ネットサーフィンやゲームは脳に新鮮な刺激をくれる。
理由は様々ですが、快感の感情が続けさせるのです。
一方、運動や早起き、日記、片づけなど
良いと思っても続かない理由は、
スタート当初の苦痛が大きいからです。
しかし、一定以上続けると感情の苦痛が減少し、
続けることでの快感が増してきます。
たとえば、ジョギングや早起きは、スタート当初は、
「筋肉痛がある」「しんどい」「眠い」
という苦痛が大きく挫折しそうになりますが、
1ヶ月を超えてくると、
「運動するとよく眠れて次の日爽快!」
「早く起きると余裕が生まれる」
「好きなことができる」
「生活の主導権が握れる」
となればシメたものです。
この快感が増えるごとに、継続できるようになります。
こうやって見ていくと、
私たちがいかに感情の生き物であり、
行動が感情から生まれるかを実感します。
ちなみに、ここでいう感情とは単純に
「快感」or「苦痛」というレベルではなく、
全部をひっくるめた総合感情と呼ぶべきものです。
私は今、極真空手をやっており、
毎週ハードな2時間の稽古があります。
正直稽古の翌日足腰が立たなくなるほどです。
「強くなる」という快感は、
この苦痛を埋めて余りある強い感情です。
だからそのために、日常、筋トレや体力づくり
をやっておこうと時間をつくります。
また、禅堂での座禅習慣も続けていますが、
2時間の胡座をかくと足は痺れ、感覚がなくなりますが、
痛くてもごそごそ動けません。
警策を持った住職が歩いていると怒られるからです。
体験者の9割は1回でやめていきますが、
私が2年以上継続しているのは、
座禅をすることで得られる
「深い静けさ・静寂」
「言葉では表せない豊かな感覚」
があるからです。
これも総合感情ではプラスを感じているから続けられています。
こうして習慣を見てみると、
いかに感情に突き動かされているかがわかります。
私たちは心にプラスの感情を増やしてくれる行動を続け、
マイナスの感情になるものをやめようとします。
だからこそ、続けたい時には
「感情にフォーカス!」することが重要なのです。
☆習慣別!感情力を生かした続け方
それでは、具体的に習慣別に続け方の方法を見てみましょう。
1.早起き
早起きをしようとしたときに、直面する一番の苦痛は「眠気」。
睡魔は体がもっと寝よう!と発するメッセージであり、
私たちが生きていく上で一定の睡眠は必須です。
三大欲求の1つで「睡魔」は強烈な感情です。
コツは、眠気を減らすことです。
早起きは早寝とセットで行わなければ、
起きる時間だけ早めてもその分睡眠不足になるだけです。
また、週30分ずつ早起きをする
ぐらいの気持ちで始めていけば苦痛は減ります。
一方快感を増やすためには、
朝30分でも余裕があることで心に
どんな変化が生まれるかを感じることです。
これが1時間、2時間早いと生活はどのように変わるか?
実際、満員電車を避け、座って本が読め、
1時間早く会社について始業時間までに
一仕事終える快感を味わうと
「こちらの生活の方がいい!」と実感できます。
ここで大切なことは、頭で分かることではなく、
身体・心で実感することです。
2.運動
運動をイメージすると何を思い浮かべますか?
「運動=ジョギング、ウォーキング」ではないので、
自分の感情がプラスになるわくわくする運動を選ぶことをお勧めします。
先述の通り私は空手ですが、
テニス・水泳・エアロビックス・ヨガ・ボルダリングなど
やっていて「楽しい!」という快感は続けるための原動力になります。
運動の苦痛は、筋肉痛や倦怠感などでしょう。
最初は無理せずスタートし、徐々に負荷を高めていくこと、
そして何よりコンスタントにやることが重要です。
期間が空きすぎるとまた初動にエネルギーがかかるからです。
3.英語勉強
忙しい毎日の中で、
英語勉強の時間をつくるのは本当に大変です。
習慣の始めたての頃は「1時間勉強する」
という目標を立てたりするものですが、
これが苦痛となります。
スタート当初はやる気に溢れていますが、
1週間もしないうちにやる気はトーンダウンし、
1時間の捻出が苦しくなってやめてしまう。
これが一番多い挫折パターンです。
スタート当初はあえて新しく時間を作ろうとせず、
「ながら勉強」で苦痛を乗り越えます。
移動時間中に30分だけ勉強する
と決めてスタートすれば、続けやすくなります。
そして、快感は「楽しむ」ことです。
たとえば、英語学習であれば、
TOEIC対策本ではなく、ハリウッド映画を教材にする、
洋楽を教材にするなど、楽しく勉強する方法を
考えることが重要です。
真面目な人ほど「勉強=苦しい」という構図になりがち。
あえて楽しむ工夫をしてみると圧倒的に続けやすくなります。
そしてテストなどの目標を立てたり、
上司にTOEICの点数を1年後に700点にする!
などの宣言も人によっては効果的です。
これは性格によって変わってくるので、
何が総合感情をプラスにさせる
自分にあった方法を考えてみてください。
今日は感情力を生かした習慣化術をご紹介しました。
一番のポイントは「感情にフォーカス!」です。
ぜひ、ご自身の習慣化に生かしてみてください。
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