習慣化コンサルタントの古川です。
完璧主義で発想しすぎると、
何か1つでもできていないと自己否定してしまう、
完璧を目指して、なかなか行動に移せない、
ミスを恐れるあまり完璧に手順を踏むので
時間がないなどの問題が生まれます。
逆に最善主義思考身につくと、
白か黒かの極端な思考から抜け出し、
複数の基準を設定することで柔軟に考えることができます。
◆完璧主義がもたらす悲劇
ある広告代理店の敏腕女性マネジャーが
突然、うつ病になり会社を休むことになりました。
彼女は出世頭で、絵にかいたようなキャリアウーマンでした。
ところが、部下2人が転職や結婚を理由に
突然退職してしまったのです。
すぐに人員補充はできない上に、
業務量は変わらない状況でした。
深夜まで必死に仕事をこなしていましたが、
ついに限界がやってきたのです。
彼女は常々、次のような言葉を口にして自分を追い込んでいました。
「弱音を吐いてはいけない」、
「言い出したからには最後までやるべきだ」、
「人に頼ってはならない」、
「納期は絶対に死守しなければならない」、
「部下がやめたといって言い訳は許されない」。
ある意味責任感が強く素晴らしいのですが、
このように状況が変わり
自分で100%コントロールできなくなったときには、
これらの考え方は自分を潰してしまいかねない考え方にもなります。
◆ある経営者の大英断
「経理部の人員を7割カットします」
私が新卒で入社した会社の敏腕社長が
経営全体会議で宣言していた言葉が
今でも強く印象に残っています。
彼はその理由を次のように語っていました。
「今の経理部の仕事は非効率である。
効率的にするために7割カットする。
もしも2割の人員をカットしたならば、
きっと残った8割の人がさらに2割分の残業をして
カバーするので効率は変わらないだろう。
しかし、7割カットして3割しか人員が残らなければ
抜本的に仕事の進め方を変えなくてはならない。
そういう必要性に迫られれば
業務効率化のアイデアが出てくるものだ」
7割カットされる過程で業務改革が進み、
結果、3割の人員で経理業務の運営が
できるようになったのです。
完璧主義の人は、
自分で決めた計画通り仕事を進めたがり、
結果から見るとそのプロセスには
過剰な作業や余計な工程が盛り込まれていて
時間対効果が悪いことも多いものです。
「もしも半分の時間で済ませるとしたらどうするか?」
「3割の人員で業務を遂行しようとするならばどうするか?」
と問いかけると、
重要な部分とそうでない部分がハッキリと区別できます。
◆第7の習慣を高める対策
完璧主義をやめるための3つの視点をご紹介します。
今回も思考を変える習慣として効果的な質問をご紹介します。
1.グレーゾーンを設定する
・あなたが白黒思考をしてしまうのはどんな場面ですか?
・グレーゾーンを設定するとどうなりますか?
2.究極のゴールを見据える
・相手は何を求めていますか?
・最終的に誰がどんな状態になればいいのでしょうか?3.
3.完璧主義から最適主義に変わる
・あなたの仕事で最も非効率な業務は何ですか?
・今の仕事を半分の時間で済ませるならば、どうしますか?
以上、「完璧主義をやめる」をご紹介してきました。
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