気分を一瞬で変える「アンカリング」5つの技術 | 人生を変える「習慣化」ブログ

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習慣化コンサルタント古川が綴る「人生を変える習慣」
人生が変わった!という深い感動を共に味わう
を使命に、日々の気づきを発信しています。

 

習慣化コンサルタントの古川です。

 

「つい、忘れ物をしてしまう」
「いいことを聞いたのに実践できない」
「悪いクセがやめられない」
「落ち込んだ時に気分を立て直せない」
「いい習慣が続かない」
などの場面で使える1つの技術「アンカリング」を紹介したいと思います。


1.よい条件づけしておけばいつでも引き出せる

アンカリングとは、心理学用語ですが、
簡単にいうと、ある行動や心理状態を作り出すため

のキッカケとなるものをつくることを言います。

 

いわゆる条件づけです。


アンカーとは船を止めておく錨。
 

自分にとって好ましい行動や心理状態を

自分の中の錨として持っておくことができれば

いつでも乗ることができるのです。

 


2.自分にとっていいアンカーを持つ
 

アンカーとなるものは、

映像、写真、言葉、音楽、動き、匂い、味覚などです。

1)アンカー1 音楽


オリンピック選手は最高のパフォーマンスを出すためには

心理状態をよくすることがポイントです。
 

そのために選手達は、勝負曲を持っています。

体操の内村航平選手は、「AK-69のFlying B」
瀬戸大也 選手は、「少女時代のInto The New World」
錦織圭 選手は、「ONE OK ROCK The Beginning」

この勝負曲というのはまさにアンカーです。
 

これらの音楽を聴くと気持ちが最高の状態になるように

条件づけされているわけです。

 

良い条件づけがアンカリングなのです。

勝負曲だけではなく、リラックスできる曲、

心が洗浄される曲、テンションが上がる曲など

心の状態をつくるのに曲は便利なアンカーになります。


2)アンカー2 儀式
 

一定のルーティン動作もアンカーになります。

 

有名な例で言えば、イチロー選手がバッターズボックスに入って

構えるまでの一連の儀式もアンカーです。

 

ラグビーの五郎丸選手がボールを蹴る時の一連の動作

(ルーティン)もまさにアンカーです。

 

身近な例でいうと、勉強する前に片付ける、

起きたらすぐにコーヒーを飲む、

寝る前に瞑想するなど一連の儀式をすると

いい状態を作ることができます。
 

朝の儀式、夜の儀式をつくると良い1日をスタートし、

締めくくることができます。

 

私は朝ルーティン、夜ルーティンと呼んでいますが、

これは行動のアンカーです。


3)アンカー3 張り紙
 

日光東照宮に行った時、長い長い階段の先にある

徳川家康公の墓を目指している途中に

遺訓が石碑に書かれていました。
 

「人の一生は遠き道を行くが如し、急ぐべからず」
 

長い階段を上っている最中にみると、

ズシッと響くものがありました。

 

それ以降私は、自分の座右の銘にしています。

 

私は座右の銘を全て、

筆耕さんにお願いして書いてもらっています。

 

それを机の前に貼って毎日見えるようにしています。
 

会社では社是がかけてあり、

お寺には禅語の掛け軸があったりします。
 

このように、言葉や自分のありたい姿、

尊敬する人の写真を貼っておくと、

目にする頻度の分だけ心の状態が変わります。

座右の銘が目の前にあれば、心が整います。
 

自分の理想を写真で貼っておけば、ワクワクします。
 

尊敬する人の写真を貼っておくと、

もう一踏ん張りしようとやる気が湧きます。

このように目の前に見えるようにしておくようにするのです。
これは視覚を使ったアンカーです。

 

4)アンカー4 アロマ(匂い)
 

アロマも1つのアンカーです。

 

ユーカリは、集中力を高める、ライムはストレス緩和、

ラベンダーは不安の軽減(リラックス)をさせてくれます。

 

自分が大好きな匂いは心の状態を結びついているのです。
 

私は秋風の匂いを嗅ぐと心が洗浄されたような気持ちになりますし、

線香の匂いを嗅ぐと心を全てオープンにできるようなリラックスを感じます。


5)アンカー5 味
 

作家の湊かなえさんは、執筆するときに気合が入らない時に

どうしているのかという質問に面白い回答をされていました。
 

「ストロングミント味の作品、グレープ味の作品…。

連載が月に2本ある時とかは、

ガムの味で“今、私はこれを書いてるんだ”とわかるそうです。」
 

ガムを噛むと創作モードに入るというのですが、

これも作家によって違うようで、

黒川博行さんは「お茶を飲む」のが集中の儀式のようです。
 

いずれにしても口に入れるもので、

テンションを変えることができます。


アンカーは心の状態を簡単に再現できる習慣です。

最高の心の状態をつくるために、

5つのアンカー(音楽、儀式、張り紙、アロマ(匂い)、味)を使ってみてください。
 

 

 

 

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