習慣化コンサルタントの古川です。
「ふと気づくとテレビ・スマホを見すぎて夜更かしになる」
「お昼明け、眠い時間は集中力が低い」
「つい、残業時間はダラダラ仕事をしてしまう」
こんな問題を解決する時間活用、
習慣化のコツは「区切り」を入れることです。
今日は生活と仕事の具体例を盛り込み
説明したいと思います。
☆生活を「区切る」
先日、整理収納アドバイザー協会の大きなイベントで
スペシャル対談の相手として登壇してきました。
整理収納の技術は実に奥深いのですが、
すごく興味深かったのが
「モノの定位置」を決めることです。
モノが散乱するのは定位置が決まっていないからで、
どこに収納したらいいか決めていないことが問題なのです。
我が家もタンスの1段目の右はパジャマ、
二段目の左はズボン、と明確に定位置を決め、
左右で仕切りを設けて定位置を決めて行くと
実に収納が楽になりました。
時間もこの法則に似ていると思います。
区切りと時間の定位置が決まっていると、
予定が散乱しにくくなりますが、
決まっていないとその時の気分で
際限なくいろんな予定が入ってきてしまいます。
たとえば、テレビやスマホを見るのは、
なんとなく見始めるのですが、
終わる時間を区切ることはあまりしません。
区切りがないと結局、気分のなすがままになってしまい、
夜更かしになっていきます。
たとえば、
「24時に寝るから、22時にはスマホとテレビはOFF」と区切って、
その後はゆったりとした音楽を聞くとか、
寝室を薄暗くして本を読む、
ヨガ・ストレッチをするなど寝る儀式に移行すると決めたとします。
そうすると、自分で意識して切り替えることができます。
だらだらテレビ、スマホは終わる時間を区切ることが大切です。
☆仕事を「区切る」
多くの人の悩みは、単位時間あたりの生産性、集中力が低くなり、
だらだらと時間が過ぎてしまうことではないでしょうか?
「お昼明け、眠い時間は集中力が低い」
「つい、残業時間はダラダラ仕事をしてしまう」
などです。
ここにも「区切る」を入れて高い集中力を発揮します。
私たちは、高い集中力を発揮できるのは、制限があるときです。
たとえば、会議開始30分前に会議資料をつくっていたとします。
そんなとき制限時間が迫っているので脇目も振らず
100%集中して作成していると思います。
制限があると集中するわけです。
「お昼明け、眠い時間は集中力が低い」という場合、
私は、15分区切りで仕事を進めています。
午後は眠い。
そんな中でたくさんの仕事があるときに、
2時間、3時間という時間の中で
ダラダラと仕事をするのを辞めます。
そして、このように小さく区切るのです。
15分という短時間で達成できる単位まで
仕事を細分化し「短期集中」を積み上げます。
そして、15分を意識できるように「タイマー」を用意して
カウントダウンを見ながら集中して仕事に臨みます。
決めた時間で終えた達成感と仕事が片づく快感、
なにより高い集中力で仕事をしている時間への
自己肯定感がさらに自分の仕事リズムをよくしてくれます。
私が使っているのは、
音か光を知らせてくれるタイマーです。
午後の眠い時間、1つの仕事を際限なくやるのではなく、
15分の緊張時間で1つ1つの仕事を達成して処理することをお勧めします。
次に、「つい、残業時間はダラダラ仕事をしてしまう」というリズム。
先ほどの15分集中法も使えますが、
最大の有効な方法は「働く時間の区切り」です。
たとえば、総合商社の伊藤忠商事では、
働き方改革の初期は原則20時退社をルールとして徹底したそうです。
退社時間に制限があると、残業時間に頼れないため、
日中に仕事を圧縮して取り組むしかありません。
結果、残業時間が大幅に圧縮されました。
もちろん、会社の強制力があればやりやすいのですが、
私はこの発想は個人でも取り入れられると思います。
たとえば、大切な予定があり、
18時に絶対に退社しないと間に合わない時、
日中の集中力は高まりませんか?
私たちは退社時間を区切ることで、
だらだらと仕事をしてしまう癖を改善することができます。
全ての日の退社時間を18時に決めることは難しいかもしれません。
ただ、平日5日のうち2日だけ
「MYノー残業デー」を死守してみてはいかがでしょうか?
この2日には外部との予定を入れて
強制力をつけて区切りを守ることをお勧めします。
そうすると、この2日は高い集中力、
工夫をして仕事することになります。
結果、他の3日の生産性も高まっていきます。
以上の通り、時間は川の流れのように
意識しなければどんどん流れていくものです。
明確に「区切る」ことで意識して時間を使うことができます。
「区切る」を仕事や私生活に持ち込むとしたら、
どのように工夫されますか?
ぜひ皆さんの時間の区切りで、
仕事、私生活のリズムが良くなるきっかけになれば幸いです。
\\ 毎日朝、3分読むだけで
人生のベクトルがどんどん変わる!//
行動、思考習慣に関する気づき、
事例や文献、パーソナルな出来事など
具体的な事例紹介はもちろん、
読者限定の特別な情報が
あなたのスマホに届きます。
ご登録はこちらから↓↓↓