習慣化コンサルタントの古川です。
自信がないから、挑戦できない、
自信がないから落ち込みやすいという悩みは
若手社員を含めて存在する問題です。
今日は自己評価を高めるために
というテーマで書きたいと思います。
☆自己評価はいつ作られるのか?
人は、子どものころに
3つの思い込みをつくると言われています。
「世界」「自分自身」「他人」
世界は危険に満ちあふれているという見方もあれば、
世界は愛に満ちあふれているという見方もあります。
他人は親切だと思う人もあれば、
他人を見たら泥棒と思えといういい方もあります。
このコアビリーフと呼ばれる3つの解釈
「世の中」「自分」「他人」のうちでも
最も自分に影響を与えるのは自分に対する解釈です。
自分に対する解釈は
ごく幼少期に作り上げてしまうのです。
その多くは家庭環境や親の考え方、
言葉がそのまま大きな影響を与えます。
この前もお父さんが教師である方から
次のような話を聞きました。
子供の頃、「お前は段取りが悪い」「意気地がない」と言われ、
母親に育て方が悪いと責めているのを見て、
「僕がダメだから、お父さんが怒り、お母さんが怒られる」
と自分を責めたそうです。
今は、とても元気はつらつ、自信がありげに見えるのですが
それでも、他人と話をするときに多少苦痛があるそうです。
それは、何か言うことで、
「ダメな自分が露呈してしまうのではないか?」
という恐怖心があるからなのです。
このように、子どもの頃の親の言葉や考え方が
自己評価を作り上げます。
☆等身大の自分を受け入れる3つのポイント
詩人・作家であるオスカーワイルドは、
「自分を愛するというのは一生続くロマンスの始まりだ」
と語っています。
仮に幼少期に「自分はダメだ」というレッテルを張って
根強い信念となっていたとしても、
それを全て親のせいにはできません。
両親も良かれと思って頑張らせよう
とした結果だったりするからです。
大人になってからの自己評価については
自分で責任を持たなければなりません。
しかし、自己評価は普段意識しておらず、
性格だと思っているので自分で変えられる
と考えていないケースがほとんどです。
しかし、自己評価を高め、安定させることは、
次のような習慣を着実に積み重ねることで可能です。
私がクライアントとのセッションで
自己評価を扱うときの3つのポイントをご紹介します。
ポイント1.自分の多様性を受け入れる
心理学には、多重自己という考え方があります。
簡単に言えば、自己評価が高い人は、
長所も短所も自分であると多面的に受け入れているということです。
・完璧主義な自分 ・だらしない自分・寂しがりやな自分
・従順な自分・嫉妬する自分・頑張り屋な自分
・他人の成功を喜べる自分・自分だけが成功したいと思う自分
・貢献したいという自分・人より優越感を感じていたい自分
・とても規律正しい自分・誠実な自分・不遜な自分
様々な側面を持った自分が存在します。
短所だと思っているところが
他人から見ると意外と魅力だったりします。
あなたが好きな自分と否定している自分を
たくさん書き出してください。
そして全てをあるがままに取り入れることが重要です。
ポイント2.他人との差ではなく、違いと捉える
自己評価は他人との比較で揺れ動くことが多い。
自己評価が低い人は、他人と比較して
「自分はここがダメだ」と自己否定に走りがちです。
その多くは、他人の長所と自分の短所を比較して、
わざわざ自己否定をするのです。
なぜならば、自分が信じた自分を
自己立証しようという働きがあるからです。
つまり、無意識にダメな自分を
確認し立証しようとし続けるのです。
しかし、人には「差」があるのではなく
「違い」があるだけなのです。
飲み会で幹事をやって、締めの挨拶で
かっこ良く笑いを取って取り仕切れる人はかっこいいでしょう。
しかし、縁の下の力持ちで店を見つけたり、
みんなの食の好みを確認し、
寂しそうな人の話し相手になってあげる人も必要なのです。
それぞれに自分らしさという違いがあるだけなのですが、
私たちは差として見てしまうのです。
私は、他人と比べて落ち込むときには、
過去の自分と比較してくださいと言います。
そして、自分史上最高を目指すことをすすめます。
そうすると不思議なぐらいに劣等感から解放されます。
ポイント3.小さなオッケーを積み重ねる
自己評価が低い人は、自分にNGを出す回数が多く、
自分にオッケーを出す回数が極端に低いのです。
そこでおすすめは、毎日今日一日で良かったこと、
成長できたことを小さなレベルでいいので書き出してみることです。
自分に小さなオッケーを出す練習です。
感情は思考の焦点をどこに向けるかで決まります。
良かったこと、感謝できることに思考を向けるのか、
悪かったこと、出来なかったこと、
不運なことに思考を向けるのかで
全く1日の気分は変わります。
自己評価を一瞬で変えることはできません。
しかし、3ヶ月毎日小さなオッケーを出すことを
積み重ねることで自己評価は上昇し安定していきます。
最初は課題やできなかったことばかりが目につきますが、
5つ自分にオッケーを出せることは何か
と問いながら書き続けることで、
思考の焦点が自然に変わり、
一日の感情体験も随分違ったものになります。
ぜひ、自信を持ちたい方は、
3つのポイントを参考にしてみて下さい。
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