習慣化コンサルタントの古川です。
私たちの仕事は、困難なことが多いものです。
そこで、「逆境を乗り越える」人の思考パターンを知り、
自分の中に取り入れることが有効な方法だと考えています。
そこで、イチロー、高橋尚子、孫正義、羽生善治など
さまざまな分野で活躍する人の思考習慣を研究し、
9つの思考習慣として整理しました。
◆イチローの強靭な心が折れそうになった瞬間とは?
「こころが折れそうになった」
2009年、イチローがWBC第二ラウンド
韓国戦の敗戦後に発した言葉です。
確かに、イチローはチームリーダーであるのに、大不調。
打率は1割台とレギュラーシーズンでは
信じられない成績に日本中からも落胆の声が挙がっていました。
私は、あのイチローでも「心が折れそうになった」
という言葉を使うのかと親近感を覚えたのですが、
人生はいい時ばかりではなく、
仕事や私生活でネガティブな考えにとらわれる
ことがあるものです。
問題はそこからすぐに立ち直るのか、
長く悶々とするのかが大きな違いです。
◆心が折れやすい人の思考習慣
次のような特徴が共通して見られます。
「いつも誰かと比較して自分の欠点ばかり見ている」、
「相手の嫌な面ばかり見て、相手が全て悪いんだと思い込んでいる」、
「漠然とした不安や心配を堂々巡りさせている」、
「視野が狭くいろいろな視点から物事を見つめられない」、
「物事を先延ばしにして、行動できない」
「自分ではどうしようもない環境にばかり愚痴をいっている」、
「完璧にやろうとしすぎて疲弊する」、
「過去の失敗にずっとクヨクヨしている」です。
このような思考をする人は、
多くの逆境に直面した時にストレスを強く感じます。
◆逆境に強い人の思考習慣
イチローや高橋尚子、孫正義、羽生善治など
様々な分野で活躍するアスリートや経営者、
歴史上の偉人の思考パターンを研究してきました。
度重なる怪我や常人では耐えられないような
試練やプレッシャーを前にしてきた人ばかりです。
共通して言えるのは「事実」は1つですが、
解釈は複数という原則からすれば、
明らかに似た思考パターンで事実を解釈するのが
逆境に強い人たちでした。
そこで、膨大な事例をパターン化して
整理して纏めたのが次の9つの習慣です。
言葉だけを読むと当たり前のようですが、
1つ1つは詳細を知れば深い内容です。
【習慣1.等身大の自分を受け入れている】
長所も短所も含めて等身大の自分を受け入れることで
適切な自信を持っている。
この思考が低い人の傾向
①自分に自信がない
②何をやっても落ち込みやすい
③必要以上に自分の責任にする
【習慣2.相手を変えず見方を変える】
人間関係において相手を変えようとするのではなく、
自分の見方を変えることで感情のわだかまりを解消できる。
この思考が低い人の傾向
①苦手な人が多い
②いつもイライラさせられている
③他人を信用できない
【習慣3.徹底的に具体化する】
不安や恐怖に直面したときに、
曖昧さを排除し具体化することで
解決策を考えることができる。
この思考が低い人の傾向
①掴みどころのない不安に打ちひしがれている
②ただ悩むだけで具体的な解決の糸口を見つけられない
③少しの事実から不安の種を雪だるま式に膨らませていく
【習慣4.さまざまな視点から眺める】
自分の立場から離れ、
多くの視点(過去・未来・相手・第三者)から
考えることで常に冷静さを保つことができる。
この思考が低い人の傾向
①感情のコントロールが上手にできない
②視野が狭く、顧客や相手の立場でものが考えられない
③アイデアがなかなか生まれてこない
【習慣5.できることに集中する】
変えられないことではなく
自分ができることに焦点を絞り行動することができる。
この思考が低い人の傾向
①いつも愚痴不平不満ばかり言ってしまう
②空回りして何も行動に移せない
③物事の先延ばしが多い
【習慣6.運命を引き受ける】
置かれた環境や辛い状況など
自分では変えられないことを受け入れることができる。
この思考が低い人の傾向
①自分ではどうしようもないことに悩まされている
②未来の予測不能な問題がいつも気にかかっている
③過去の失敗をずっと引きずってしまっている
【習慣7.完璧主義をやめる】
0点か100点かの極端な思考から抜け出し、
複数の基準を設定することで柔軟に考えることができる。
この思考が低い人の傾向
①何か一つでもできていないと「ダメだった」とダメージを受けがち
②完璧を目指して、なかなか行動に移せない
【習慣8.プラスの側面を見る】
過去の出来事、未来への挑戦に
意味や感謝を見出すことで
モチベーションを高めることができる。
この思考が低い人の傾向
①過去の出来事に対する反省ばかりしている。
②新しい挑戦をするエネルギーが湧いてこない
③感謝が不足するため、人間関係が悪くなる
【習慣9.「今」に集中する】
過去の後悔や未来の不安をいったん脇に置いて、
今この一瞬に集中することができる。
この思考が低い人の傾向
①明日、一週間後の仕事が常に気になって仕事をしている
②土日もついつい仕事のことを考えてしまう。
③集中力が低く、生産性が悪くなる
ぜひ、ご自身の日常の捉え方に当てはめてみてください。
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