習慣化コンサルタントの古川です。
時間簿をつけて1週間もすると、
時間活用の実態が見えてきます。
今回は、高密度化のための
5つの改善策をご紹介します。
◆改善策1.シングルモードで徹底的に集中する
仕事が低密度になる原因の1つ目は、
マルチタスク・マルチモードで仕事をしていることです。
マルチタスクとは、同時にいくつもの仕事に手をつけること。
資料作成、電話、メール送受信と、
全く異なるモードの仕事をバラバラにやっていると、
マルチタスク・マルチモードとなり、
一番非効率な仕事の進め方になります。
モードを何度も細かく変えることで
どんどん起動時間が増えます。
なるべく1つのタスクに集中すること、
そして、なるべくタスクをこなすときのモード
が同じものを固めて行うことです。
◆改善策2.最重要の仕事を朝一番に片づける
残業時間中は、日中の仕事で疲れ果てて
精神的なエネルギーが枯渇している状態です。
そんなときに一番重たい仕事が残っていると、
朝やれば1時間で片づく仕事も
3時間以上かかったりするものです。
論理力や創造力、構成力といった
思考エネルギーのいる仕事は、
朝一番にすませることが重要です。
朝が一番エネルギーがあり、
最も重要なことを短時間で処理する絶好の機会です。
朝一番で、脇目も振らず
その仕事に没頭するようにしてください。
◆改善策3.先延ばしをなくす
誰しも苦手な仕事、
面倒な仕事は先延ばししたいものです。
先延ばしのケースは様々ですが、
シンプルに2つの方法で8割は解決します。
1つ目は、「チャンクダウン」です。
チャンクダウン(Chunk Down)とは、
物事の手順を具体化・明確化するということです。
チャンクとは「塊」、ダウンは「小さくする」という意味です。
2つ目は、ベビーステップで始めることです。
例えば、「1時間のランニング」をしようとすると、
足が簡単に前に出ない。
そこで、「15分のウォーキング」でいいということにすると、
心のハードルは下がるでしょう。
この「チャンクダウン」と「ベビーステップ」の手法で、
先延ばしを処理してみてください。
◆改善策4.突発をコントロールする
突発的な仕事に振り回されることで生じる問題は、
「集中してやるべき仕事が終わらない」ことです。
突発への対応は大なり小なり発生するわけですが、
それに振り回されるのか、
コントロールして集中すべき仕事を処理できるのかで、
高密度化に大きく影響してきます。
対策は、集中するべき仕事をチャンクダウンして、
モジュール(小さい単位)にすることです。
15分単位のモジュールに作業が分かれていれば、
そのモジュールが完了するまで突発的な仕事に対応せずに
切りがいいところで終わらせて、
また次のモジュールからスタートすることができます。
このモジュール化が、
突発対応をこなしながらも
重要な仕事を進行する方法の1つです。
◆改善策5.余計なことを減らす
昨日ご紹介した時間簿を見て一番簡単に気づくことが、
この余計なことやムダな作業です。
実は、タバコ部屋にいる時間が
1回30分あったりするものです。
また、1日の時間簿を見て、
やらなくてよかった仕事は何ですかと聞くと、
ムダな資料作成に45分使っていたり(口頭の説明で充分だった)、
探し物に20分使っていたりします。
改善当初は、使途不明時間もたくさんあります。
最後に5つの改善策のまとめとして、
もう一度その日を過ごすならば、
段取りをどのように工夫するかと考えて振り返ることが効果的です。
以上が、高密度化のための5つの改善策でした。
明日は、高密度化を展開する習慣化手法をご紹介します。
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