習慣化コンサルタントの古川です。
厚生労働省が残業時間の多い企業名の発表に踏み切り、
企業名が公表されると、ブラック企業と言われ、
採用はもとよりお客様からの信頼も失墜します。
そこで求められるのは、残業を減らす手法です。
今回は、「高密度仕事術」について
弊社が行っている事例も交えながら、
経営者・管理職層が自社・チームの生産性
を高める手法を解説しようと思います。
◆高密度化とは何か?
「高密度化」は、「時短」とは異なります。
社内で時短を推進したところ、
ある人事部の責任者の方が
「時短を進めたら仕事を断る人が続出してきた」
と嘆いていました。
時短とは、単に働く時間を短くするだけです。
成果を低くして、短時間労働をすることも可能です。
しかし本来、会社と個人がwin-winになる施策は、
成果を高めながら、働く時間を短くする「高密度化」
ではないでしょうか?
そこで私が提唱する高密度化仕事習慣とは、
「単位時間あたりの生産性を極限まで高める仕事の習慣」です。
大事なことは、成果を高めながら濃密に、
圧縮して仕事をしていく仕組みづくり。
この重要なポイントについて、
事例を交えてわかりやすくお伝えします。
◆なぜ、高密度化が求められているのか?
いま業績好調の企業がこぞって採用を始めているのが、
「仕事の高密度化」戦略です。
次のような問題でお困りではありませんか?
○仕事のやり方・時間の使い方を
カイゼンし続けている社員が圧倒的に少ない
○どうすれば全社の残業時間を大幅に減らしつつ
成果を上げられるのか、有効な手だてがない
このような問題を解決できるのが、
全社員の仕事を高密度化する習慣メソッドなのです。
これにより、社員の個性や社風に合わせて、
全社で高密度化が進む仕組みを回しながら、
社員個々の高密度化の習慣化を促すことができます。
◆高密度化習慣メソッドを使う3つの必要性
時間活用として、形式知化され体系化されたメソッド
が必要な理由は3つあります。
1.ホワイトカラーの時間活用は自己管理力に依存する
トヨタ式のカイゼンが進むのは、
生産管理部門がPDCAを回していくからです。
しかし、工場部門ならそれが可能でも、
営業・経理・システム部・総務部などの部門ではMBO(目標管理)が中心。
時間の使い方は個々の自己管理に委ねられています。
よって個人の高密度化を進めるには、
体系的なメソッドが必要なのです。
2.「残業を減らせ」の精神論だけでは受け身になる
経営トップ、人事部門、上司が
いくら残業を減らせと号令をかけても、
社員が受け身では絶対に
全社・チームの高密度化は進みません。
「上は俺たちの仕事の現状を知らない」
「仕事量が減らないなら早く帰れないでしょう」
という反発が続出します。
社員一人ひとりの意識を高め、
能動的な状態をつくることが重要です。
精神論だけではなく、
手法も同時に提示する必要があります。
3.カイゼンに終わりはなく、習慣化しかない
仕事の生産性を高める活動には、終わりはありません。
常にカイゼンを続けていくこと、これが一番の鍵です。
そのためには、
習慣化することを前提としたメソッドが必要です。
さらに全社共通言語で進めることも重要です。
上司が部下の指導をするときに、
全社の施策を打つときに、
高密度化のメソッドがベースにあると
一気に推進できます。
いずれにしても、
個々のカイゼンを続けることしか
生産性を高める方法はありません。
以上の3つの理由から
「高密度化仕事習慣メソッド」が必要になってきます。
次回は、高密度化の体系
(原則、ツール、手法)をご紹介していきます。
\\ 毎日朝、3分読むだけで
人生のベクトルがどんどん変わる!//
行動、思考習慣に関する気づき、
事例や文献、パーソナルな出来事など
具体的な事例紹介はもちろん、
読者限定の特別な情報が
あなたのスマホに届きます。
ご登録はこちらから↓↓↓