習慣化コンサルタントの古川です。
前回は、「プラスの側面を見る」をご紹介しました。
今回の習慣は「今に集中する」です。
過去の後悔や未来の不安をいったん脇に置いてみると、
今この一瞬に集中することができます。
この思考習慣が不足していると、
あれこれ考えすぎて集中力が散漫になる、
土日もついつい仕事のことを考えてしまう
などの弊害が出てきます。
1度に1つだけやる
レオ・バボータ氏は、『減らす技術』(ディスカヴァー)で
次のように語っています。
「私たちはマルチタスクの時代に生きている。
(中略)
なんでもハイテクで瞬時にアクセスできる現代、
私たちは情報やタスクの洪水に襲われてもがき続け、
どんどん時間を奪われていく。
しかし私たちの体は、そんな洪水の中で
いつまでも耐えられるようにはできていない。
あっという間に溺れてしまう。
だからこそ、私は「シングルタスク」を強く勧める。
1度にひとつのタスクに集中して、
できるだけシンプルに働けば、
心の健康を壊さずに生産性を高めることができる」
ストレスを溜めやすい人は、
やるべきことがたくさんあると、
すぐに片づけなくてはいけないという
切迫感にかられがちです。
頭の中はいつも
「メールの返信をしなくてはいけないし、
報告書の提出も遅れている。
会議の参加確認もまだ済んでいない。」
とさまざまなことを同時に心配しています。
まさにマルチタスク状態なのです。
しかし、このマルチタスクは集中力を非常に奪います。
一日一生で生きる
人間の思考には時間軸があります。
それは過去・今・未来です。
マイナス思考が続く人は
過去の失敗に後悔をして自分を責めている時間、
未来の不安を 膨らませて心を痛めている時間がとても長く、
今この瞬間にある、楽しさ、美しさ、
喜び、 できることに集中できない、
つまり今に生きられない傾向があります。
「一日一生」という言葉があります。
一日、つまり朝起きて夜寝るまでを
生まれて死ぬまでの一生と考え、
一日一日を悔いなく満足に過ごすという意味です。
人生を80年とすると、3万日あります。
この1日1日には違う素晴らしさ、美しさ、
発見、出会い、気づき、楽しみ、運命があるのです。
私たちは、過去の失敗に後悔し、
未来の不安に心を奪われているうちに、
大切な今日と いうかけがえのない時間を
失っているのではないでしょうか?
過去の後悔、未来の不安は人間である以上、
消すことはできませんが、
今に生きること がストレスフリーな生活に近づく一歩
であることは間違いありません。
習慣を高める対策
今に集中する2つの視点をご紹介します。
今回も思考を変える習慣として効果的な質問をご紹介します。
1.1度に1つだけやる
・あなたには、どんな気がかりなことがありますか?
・15分間だけ集中するなら、そのうちのどれに集中してみますか?
2.一日一生で生きる
・「毎日楽しめることのリスト」を作るなら、何を書きますか?
・今日やりたいことは何ですか?
以上、「今に集中する」をご紹介してきました。
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