習慣は反射か感情か? | 人生を変える「習慣化」ブログ

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習慣化コンサルタントの古川です。

パブロフの犬という有名な実験があります。

パブロフが、犬に餌を与えるとき、
ベルを鳴らしてから与えるように習慣づけると、
いずれ、犬は、ベルが鳴っただけで、
よだれを垂らすようになるというものです。

「条件づけ」は習慣の1つであり、
人間にも大いに当てはまります。

しかし、一方で私たちは
犬ではなく、人間なのでもっと習慣は複雑です。

今日は、
習慣を反射的な側面と感情的な側面の

2つに分けて解説したいと思います。


☆反射的な習慣

私たちの生活は実に無意識的な動作や判断の塊です。
 

これを習慣と呼ぶならば、実にパブロフの犬のように
反射的、条件付けされたものがあります。

・買った新幹線の切符をどこにしまうか?
・家に帰ったら荷物をどこに置くか?
・服は表にして脱ぐか、裏にして脱ぐか?
・歯磨きは奥歯から磨くか?
・歯磨き粉の量はどれくらい使うか?
・自販機で買う飲み物は?その銘柄は?
・会社に着いてすぐにやることは?
 

など無意識に選択をしていると思います。


他にも、
・箸の持ち方
・食べ方
・食べるスピード
・食べる順番(好きなものから食べるか、後に残すか)
・トイレットペーパーは何回巻いて使うのか?
・靴を脱いだときに揃えるか?脱ぎっぱなしにするか?

なども、実に無意識的な動作、判断の集積であり、
パブロフの犬のように、「反射的」と行っていいと思います。

 

言葉遣いも実に反射的です。
 

乱暴な言葉遣いが問題になっていますが、
どう言葉で育てられ、生きてきたかで全く違います。

体育会系と文化系では、

集団で使っていた言葉も違います。
 

関西と関東では方言も違いますし、

両親によっても染まる言葉遣いは違います。
 
この反射的な習慣のレベルは

子供の頃からの「躾」レベルが影響しており、
癖とか習性という次元の問題です。

食べ方で、お里が知れると言いますが、
実に幼い頃から習性が滲み出てくる分野です。

もちろん、大人になって変えられる部分もありますが、
ポイントは、「新しい癖の定義」「反復・繰り返し」です。

私はよく工場で講演をすることがありますが、
工場内の安全の徹底には、横断歩道を渡るときに
「指差し確認」(右見て、左見て、前見て良し)が

徹底されています。

これらの動作は癖づいてしまえば、
工場にいる限り「反射的に」行う動作であり、
条件づけ、反射行動になってしまえば、

習慣になっていきます。

反射という側面から見た習慣は以上です。


☆感情的な習慣

一方で、
「夜更かしをやめて、早起きする」
「スマホの見すぎをやめる」
「英語の勉強をする」
「お酒の飲み過ぎをやめる」
「毎日運動する」

というのも習慣です。

これらの習慣は、パブロフの犬の実験のように
「反射的」かと言われるとそうではありません。

意図して、意識して行う分野の習慣です。
もちろん、繰り返すことで楽になる側面があり、
ストレスは小さくなりますが、

意図・意思が完全にゼロにはなりません。

また、習慣を続けさせるドライビングフォースは、
反射というより感情です。

快感を選択して、

苦痛を避けるという感情的回路の影響を受けます。

これは、「反射的回路」で

動く習慣とは性質が違うばかりではなく、
習慣化のコツも異なります。

前者は、行動の条件づけでしたが、

後者は感情回路の配線を変える必要があります。


「早起き」と「夜更かし」の選択は、
感情回路でどちらに軍配があがるかを

変えなければなりません。

夜更かしが習い性になっていると、

夜更かし快感から早々離れることができません。
 

最初は、早起き苦痛があり、

早起き快感を想像しにくいからです。

これが、早起き快感を実感できると、(特に直近の行動として)
夜更かしより、早起きを選択するようになります。

先日ブログで書いた、「選択の魅力」の問題ですが、
結局、得られる快感度がドライビングフォースになって

習慣が生まれます。

これらを変えるための方策を、習慣化と言いますが、
大きな意味で習慣とは、反射的な側面と、

感情的な側面があることを区別すると

より本質的に解釈し直すことができます。

 

 

 

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