習慣化コンサルタントの古川です。
今回の習慣は「できることに集中する」をご紹介します。
この思考が弱いと、
いつも愚痴不平不満ばかり言ってしまう、
空回りして何も行動に移せない、
物事の先延ばしが多くなる傾向に陥りがちです。
金メダリスト内村航平のメンタル力の源泉
ロンドンオリンピックの体操男子日本代表の内村航平選手は、
金メダルを確実視されていました。
ところが、団体戦。
鉄棒で落下、鞍馬も失敗し、日本中が目を疑う光景が続出しました。
内村選手らしさがまったく発揮されず、
辛うじて団体は銀メダルを取ったものの、
「この4年間何をやってきたのか。
応援してくれている人に申し訳ない」
と大会期間中にもかかわらず、
悲壮感たっぷりでインタビューに答えていました。
まさにマイナス思考にとらわれていた瞬間だったと思います。
しかし3日後の個人総合に向けてどうするか
とインタビュアーに問われたとき、
内村選手は次のように答えました。
「やるべきことをやるだけ。あとは開き直るしかないですね」
結果は、ご存知の通り、
個人総合で28 年ぶりの金メダルを獲得しました。
ここぞという場面で気持ちを切り替えて
結果を出した内村選手は、
メンタルマネジメントにも卓越した才能を持っているのでしょう。
「やるべきことをやるだけ。あとは開き直るしかないですね」
という思考は
「結果よりプロセスに集中する」
思考と言えます。
マイナス思考からすぐに抜け出せる人は、
プロセスに集中する思考習慣を持っています。
結果は100%コントロールできませんが、
プロセスや原因はコントロールできるのです。
天皇陛下の心臓手術を担当した天野医師
天皇陛下の心臓バイパス手術をした
順天堂大学の心臓外科医・天野篤先生は
手術後、次のように語っていました。
「普段の手術を普段通りにしたということで、
結果もおのずとその通りになる」
成功率98%と言われる天才外科医の天野先生ですが、
天皇陛下の心臓手術を担当することを想像すると
そのプレッシャーたるや想像を絶するものだったでしょう。
天野先生の発言から分かるのは、
普段通りの正確な手術プロセスを踏むことに
徹底的に集中されたのだと思います。
習慣を高める対策
できることに集中するための3つの視点、
思考を変える習慣として効果的な質問をご紹介します。
1.結果ではなくプロセスに集中する
・あなたが理想として望む結果は何ですか?
・そのためにあなたができることは何ですか?
2. できることとできないことを区別する
・あなたがこの状況で「できること」と「できないこと」は何ですか?
・「できること」を、いつどのような順番で行いますか?・
3.リカバリープランを用意する
・起きうる最悪の状況はどんなことですか?
・それに対応する3つの解決策は何ですか?
以上、「できることに集中する」をご紹介しました。
ビジネスの世界ではコントロールできない
要因、環境要因がたくさんあります。
そこに思考の焦点を当てていても
ただ前に進まずネガティブな思考に襲われる一方です。
是非、できることに思考の焦点を当てなおしてみてください。
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