習慣化コンサルタントの古川です。
前回は、「相手を変えず見方を変える」をご紹介しました。
今回の習慣は「徹底的に具体化する」です。
アメリカの鉄鋼王の言葉
ジョン・ロックフェラーに次ぐ歴史史上2番目の富豪と言われ、
大鉄鋼会社を一代で大きく育てたアンドリュー・カーネギーは
次のように言っています。
「小さく砕いて、一つずつ解決すれば、解決できない問題はない」
会社の問題でも個人の悩みでも全く同じことが言えます。
問題、悩みはすべて大きいと解決できません。
徹底的に小さく砕くことです。
曖昧で大きな問題は手をつけることが難しく、
大きなストレスを伴います。
ただ、人によってこの具体化力には差があります。
普段から習慣にして練習することが大切です。
具体化するための3つの対策をご紹介します。
1.THINK ON PAPER
THINK ON PAPERとは
アメリカの自己啓発家ブライアン・トレーシーの言葉です。
私も「徹底的に具体化する」習慣で強調したいのが、紙に書くことです。
紙に書くことで、掴みどころのない思考は
どんどん具体化していきます。
問題を紙というまな板の上に置くことで
初めて扱うことができるようになるのです。
紙に書くことの重要性は、
心理学者ジェームズ・ペネベーカーの実験からもわかります。
この実験は、大学の学生に、
心の傷となった体験について作文を書かせるというものです。
数週間後調査すると、何も書かなかった学生より
作文を書いた学生の方が心は楽になったというのです。
具体的には次の3つの変化が見られました。
1つ目の変化は、感情を書き出すことで、
自分がそれを乗り越えられると気づき、
その結果、その感情を恐れなくなった。
2つ目の変化は、自分を悩ませ不快にさせる出来事は
数えきれないほどあるわけではなく、なんとかなると思った。
3つ目は、その体験をたいしたことではないと客観的に見て、
どうしたら解決できるか考えるようになったということでした。
2.質問しながら因数分解する
徹底的に思考を具体化するには、質問の質が重要です。
「この問題の根っこにある原因は何か?」
「何が解消したら良くなるだろうか?」
「それらの原因に重要度をつけるとどうなるか?」
「さらに%で表すとどうなるか?」
「解決策を10個挙げるとするとなんだろうか?」
「最も手をつけやすい解決策はどれか?いつからやるか?」
「同じような課題を解決した人を参考にするなら誰がいいか?」
といったように、問題・原因・解決策・行動・ベビーステップを
段階的に考えていくことがオススメです。
最初は精度をあまりこだわらず、
これらのことを紙に書くことだけで充分です。
3.とにかく行動してみる
上記の2つを実行しても思考は堂々巡りし、
なかなか具体化しない場合はあります。
その堂々巡りから抜け出すには
実行してみてまた考えることです。
だからこそ、止まっているぐらいなら
少し動いてみることをお勧めします。
書き続け、行動することで
また思考は具体化していきます。
以上、「徹底的に具体化する」
をご紹介してきました。
ご自身の悩みや課題で練習してみてください。
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