様々な視点から眺める | 人生を変える「習慣化」ブログ

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習慣化コンサルタント古川が綴る「人生を変える習慣」
人生が変わった!という深い感動を共に味わう
を使命に、日々の気づきを発信しています。

 

習慣化コンサルタントの古川です。

 

前回は、「徹底的に具体化する」をご紹介しました。

今回は「様々な視点から眺める」です。

 

この習慣が身につくと、自分の立場から離れ、

多くの視点(過去・未来・相手・第三者)から考えることで

常に冷静さを保つことができます。

 

 

イチローのWBCのタイムリーヒットの裏側

 

「あの場面、私は一人実況中継をしていました」

イチロー選手がWBC決勝の韓国戦、

延長10回同点ツーアウト1、3塁の場面で

打席に入ったとき絶不調で打率は1割台。

 

優勝をかけた一番の正念場が彼の打席にやってきたのです。

 

インタビューの中で彼は次のように語っていました。

「打てなかったらオフは日本に帰れないなと

ネガティブな思考が頭をよぎった。

 

それを振り払うことはできないので、

そこで開き直って楽しくやろうと実況中継を思いついた」。

 

一人実況中継のポイントは、

「客観的になることで冷静な自分をつくる」ことです。

 

今、バッターボックスに入っている自分を実況することは

すなわち客観視することになります。

 

ある種、自分から幽体離脱をして

アナウンサーの目線から見る自分をつくっていたのです。

 

それにより巨大なプレッシャーの中で

冷静な自分を保つことができたのです。

 

 

羽生善治の将棋人生の俯瞰力

 

将棋の羽生善治氏は1996年に史上初の7冠を取り、

通算タイトル獲得は伝説の大山康晴を抜き歴代1位。

 

しかし、そんな羽生さんにも負けが重なり、

スランプに陥ることがあるようです。

 

ここまでで400局以上負けています。

 

本人曰く

「いつもプラス思考で生きているわけでもなければ、

いつもメンタルが安定しているわけでもありません。

とくに若いときには、

負けたショックを酒で晴らすようなこともありました」

(『勝負哲学』サンマーク出版)。

 

そんなときは、羽生さんは次のように

自分に言い聞かせるそうです。

 

「勝っても負けても、結局落ち着くべきところへ落ち着く」

「抜け出せないスランプなんかない」

「目の前の一戦に一喜一憂しない」。

 

先述のイチロー選手が客観的に

今の自分を外から見ていたのに対して、

羽生さんは俯瞰して長い時間軸の中で

今をとらえているのが特徴です。

 

時間を俯瞰することでも冷静さ、客観性を保つことができます。

 

羽生さんは、勝つこともあれば負けることもある、

落ち着くところに落ち着くという言葉を使って、

長い将棋人生という観点から1つの負けを見ているのです。

 

このように、自分を客観的な視点から眺める技術は

超一流と言われる人に共通して使われる技法です。

 

 

習慣を高める対策

 

様々な視点から眺めるための2つの視点をご紹介します。

 

イチロー選手と羽生名人の思考を質問形式にしてみました。

是非、ご自身の状況に当てはめてください。

 

 

1.第三者の立場から自分を眺める。

・あなたの置かれている状況を実況中継するとどんなセリフになりますか?

・あなたの友人が同じ状況に置かれていたらどのようなアドバイスをしますか?

 

2.時間軸を変えて俯瞰する

・あなたの状況を10分後、10カ月後、10年後でとらえるとどうですか?

・もし、隣に10年後のあなたがいたら、今のあなたに何と声をかけるでしょうか?

 

以上、「様々な視点から眺める」をご紹介してきました。

視野を広げてみると認識が変わるものです。

 

 

 

 

 

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