習慣化コンサルタントの古川です。
「続かない」
「やめられない」
「自信がない」
これら根本にある感情的問題は、
「無力感」にあると私は考えます。
誰もが、「無力感」を感じたときに
前に進めなくなります。
物事に取り組めなくなります。
子供の頃から片づけられなくて、
部屋が綺麗になったためしがない。
「あんたは本当に片づけられない子ね」
と言われ続けて、それがずっと実現され
続けた40歳の女性がいたとします。
片づけることへ、
無力である自分をどれぐらい感じているか。
それは圧倒的で、
巨大な難問になっているはずです。
専門用語では学習性無力感といって、
なんども「できない」を味わうとやれる気がしなくなるというものです。
サーカスの像のたとえが有名です。
サーカスの像は、細いロープと杭に繋がれてそこから
逃げようとしない。
その理由は仔象の頃に何度も逃亡を試みても実現しなかったことから、
もうどうせ無理だと思って、その思い込みが逃げるという発想を打ち砕いている
というものです。
サーカスの像は、
私たちの「無力感」の心理構造を見事に描写しているメタファーです。
早起きを決意しても、
起きれるのは最初の2日だけ。
3日目には睡魔に負けて、いつもより遅く起きてしまう。
一歩進んで二歩下がるときに味わう強烈な無力感は
早起きできるという気持ちを削いでしまいます。
ダイエットでも同じでしょう。
何度やってもうまくいかないと、どうせ無理だと思う。
英語の勉強も、
「今年こそ!」と思って取り組んでも2週間も経たないうちに
教材は放置になる!を5回も繰り返せば、
続けることへ、無力感を感じていきます。
目標達成も同じです。
俺はできる!私はできる!と思っている人は、
自己有力感が湧いてきて、行動できますが、
何度やっても失敗して、「私はできない」を習慣になってきた
人にとって、やろうと思っても自信がない・・・
となってしまうのは共感できるところです。
さて、その時に、扱うテーマは
私はできないという思い込みではなく、
無力感、そのものです。
無力感から脱出できるルールをつくり、
有力感に変えることで、
今日から無力感からの脱出ができるのです。
たとえば、
早起きも5時に起きると「自己有力感を感じられる」という条件付けを
していると、結局3日目にできない、土日に起きられないという無力感を
味わうことになります。
そうではなく、
習慣で最初に大切なことは、
自己有力感を取り戻すことです。
だから、
7時に起きていた人ならば、
5時に起きることを目標にする。
でも100%実現することは6時45分には
最低限起きること。
これを持って、「早起きできている自分!」を
味っていいというルールにすると決めるのです。
たった15分です。
何ができるわけでもない。
しかし、完全に無力ではなく、前に進んでいるのです。
自己有力感を感じる行動ハードル、
条件づけが厳しいとそれを味わえなくなります。
だから、自己有力感を感じる行動ルールを
限りなく低くしてみてください。
次にその自己有力感が私たちを
前に進めてくれるようになります。
それらを上手に乗せる技術として、
理想の人生をつくる「習慣化大全」に書きましたので、
https://www.amazon.co.jp/dp/4799324713/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_3yY.Cb6N6WETG
こちらも自己有力感を取り戻すスイッチとしてご覧ください。
行動ハードルを徹底的に下げることを
ベビーステップと呼んでいますが、
この魔法には無力感の打破という深い効果が隠されています。
まさに習慣化の本質を突くポイントですね。
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