「成功」ではなく「幸福」に照準を置いたほうがいい理由 | 人生を変える「習慣化」ブログ

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習慣化コンサルタント古川が綴る「人生を変える習慣」
人生が変わった!という深い感動を共に味わう
を使命に、日々の気づきを発信しています。

 

 

習慣化コンサルタントの古川です。

 

 

ポジティブ心理学の権威で

ショーン・エイカーは、

「幸福優位7つの法則」で次のように語っています。

 

「成功を追い求めることが幸せに繋がると一般に思われているが、

実際に研究結果が示すのは、その逆の因果関係である。

幸福を追求することによって、成功する可能性が高まるのである」

 

「幸福優位7つの法則」より引用

 

 

さて、この言葉をどこまで信用するかですが、

私は幸福を追求したら成功するとは言い切れないが、

成功を追求して幸福から遠ざかった話はたくさん聴きます。

 

逆に、幸福を追求して成功した、し続けた例も

たくさん聴きます。豊かな成功という表現が合うでしょうか。

 

 

まず、最初に成功という言葉に目を奪われるのは

仕方がありません。

 

13年前に私が独立した時も

やっぱり年収がいくらになるか、

その時に生活のステージはどう変わって

付き合う人がどう変わって、

着る服や車のステイタスが上がって・・・

 

とそれを想像するだけで、

自分がパワフルになり、豊かになっていく気がしました。

 

さて、では

年収3000万円あれば、

幸せになれると思いますか?

 

年収500万であれば、

飛躍的に幸福度が上がる気がしますし、

実際そうだと思います。

 

しかし、ここから成功の呪縛というか、

成功だけを追い求めた人間の幸福度の低下が

起きてきます。

 

お金で買える幸せはたくさんあります。

所有物で幸福度やセルフイメージも上がりますし、

自由や時間も買えます。

 

だから、幸福度はある程度お金で比例しますが、

しかし、ある程度までです。

 

ある研究では850万円ぐらいまで

上昇したら、豊かさと年収の相関は急激に低くなると

いう結果がありますが、性格や物欲のレベルによりますが、

その通りだと思います。

 

あったら越したことはないが、

直接的に幸福度を高めてくれる要素が

お金以外のものに転じてくるのです。

 

 

しかし、成功のため、つまりお金のためだけに

事業やサービスを展開して年収1000万円や

2000万円になって以降、お金による幸福を感じられなくなり、

逆にしんどい仕事でここまで引き上げた生活レベルを

下げられずに葛藤の中で暮らしている人を私はたくさん知っています。

 

さぞかし良い景色だろうと思う、

年収1000万円以上の世界も慣れれば、

当たり前になります。

 

そして、今度その当たり前を下げるのは

身を切るように痛くなります。

 

だから、なんとかしがみつき

やり続けるわけですが、

これが泥沼で次なる拡大でステージを上げれば

幸福になれるのではないかと思うのですが、

そうはなりません。

 

ますます人を抱え、マネジメントなどが増え、

自分のやりたくないことに時間を使い、

人件費など固定費を抱えて、

「もう、いまさら辞められない」としんどい想いをして

金銭的豊かさを維持するために、奴隷のように働く。

 

自由に独立してやっているはずなのに、

義務感と維持のために奴隷になってしまうのです。

 

 

これが、一定の金銭的成功を実現した

後にやってくる悲劇です。

 

 

もちろん、始める前は

「まずはそこにたどり着いてから次を考えればいい」

と思うのですが、案外そう簡単ではありません。

 

そのステージになれば、

もう後には引けない

となってどんどん辛い状態になっていくわけです。

 

 

だから、先に

 

幸福に照準を合わせて、

その追求の結果、成功が手に入った!

 

という順番が重要なのです。

 

 

やりたいことで、

使命を感じられること、天職でスタートした

ビジネスは、お金もついてきたら嬉しいが、

そのプロセスが楽しい!

 

そしてお金がついて来れば来るほどに

仲間を増やせるし、ますます楽しい使命に満ちた天職が

広がっていく。

 

これは幸福からスタートしてビジネス的成功が

後でついてきているので、豊かさが拡大するのです。

 

もちろん、経済的にも。

 

このスパイラルは最初が肝心です。

なんでもいいから副業を、小銭稼ぎを、

儲かることで独立を!

 

とスタートするとその最初の想いが

刃となって自分にブーメランのように返ってきます。

しかも、首元あたりに。

 

 

幸福に照準を合わせて、

天職を追求し、ビジネスを設計する。

 

この順番はとてつもなく重要です。

 

 

だからこそ、急がば回れで

私は「習慣化の学校」で1年かけてその人の

コアとなる欲求や使命を探ります。

 

花咲くのが1年後、2年後でも、

これを土台に拡大した生き方は大きく花咲くからです。

 

成功ではなく、幸福を照準にしていく!!

 

私自身も常に自らに追求している

価値基準です。

 

皆さんにとっていかがでしょうか?