習慣化コンサルタントの古川です。
共時性(シンクロニシティ)とは、
心理学者CGユングが提唱したものです。
心で感じ思ったことと、外部との出来事が、
あたかも因果関係があるように共振共鳴して
意味をなすことを言います。
ユングは、共時性は偶然性ではなく規則性である
と提唱したのです。
偶然の一致は、実は偶然ではない。
心で強く願ったり、感じたら、
それに相応しい外部の出来事が起きてくる。
偶然と見るか規則だと思って、いつでもそれを起こせるか!
そう考えるだけ、人生は変わりますね。
私の共時性の例を紹介します。
十三年前、勤めていた会社の仕事がある意味で
限界を迎え、やめようと思いました。
強く強く、悩み、「もう限界だ!」
私には他の生き方があるはずだと思っていました。
それはなんだろう?
私は何がしたんだろう?
そんなことを強く願って、問いを心に立てて
日々を送っていました。
そんな限界も極まった時に、たまたま日経新聞の広告欄を
見ていたら、リクルートのアントレが広告を出していました。
イベント名は「雇われない生き方をしよう」
でした。
この言葉が、心の奥底に響いたのです。
「あっ、これだ!これしかない!」
すぐにイベントに行きました。
水道橋の東京ドームあたりでしょうか?
そこに様々にはフランチャイズビジネスが
そこには出展されており、学習塾、コンビニチェーン、
などたくさんの雇われない生き方の
提案がありました。
システム営業をやってきた身としては、
独立するためのこれといったスキルはありませんでした。
ネタもアイデアも。
しかし、まずこのイベントに行って
「100%雇われない生き方をしたい!」と確信したのです。
思ったというレベルではなく、
確信です。
これだ!これしかない!
まずは、心で願っていた「自分らしい働きかたをしたい!」
に対する偶然は新聞を通じてやってきました。
そこからフェアに行くという行動を通じて確信に変わりました。
そして、確信を得た私は、大学時代からの友人に
「共に起業しないか?」とその日のうちに持ちかけました。
答えは「YES」。実はちょうど彼も、当時の仕事をやめて
独立したいとおぼろげながら思っていたと言います。
これもシンクロですね。
2歳下の彼と、ファミレスで毎週毎週、事業アイデアを考えました。
おそらく20回ぐらいは打ち合わせたでしょうか。
1000個のアイデアを出しきったある日、
「古川さんは、コーチングがいいんじゃないかな」
と彼が行ってくれたのです。
私はコーチングというものを知りませんでした。
すぐに本を買いに行って読んだから、
まさにこれこそ!私が求めていた天職だったのです。
コーチングスクールにすぐに通い、
2007年に独立しました。
共時性とは、こうやってまず
心で強く願ったことが、偶然としか思えない出来事を通じて、
ヒントになったり、ドンピシャの答えにたどり着くこと。
結婚も、本を書くことになったのも、
実に共時性(シンクロ)の結果でした。
ただ、不思議なことに
シンクロニシティが起きやすい時と
起きにくいときがある。
明らかにシンクロニシティが起きまくったほうが
人生飛躍するのですが、条件があります。
それは、明日書いてみたいと思います。
要する、どうすればいいのか?ですね。