習慣化コンサルタントの古川です。
「自分のやりたいことが何か分からない」
これは非常に、非常に、非常に
多い悩みです。
そして、同時に深い悩みでもあります。
なぜなら、
本人はどこまで考えても考えても、
答えが出せす、数年、人によっては10年、20年も
見つからずに答えが出せないという人もいるぐらいです。
私がこの悩みを聞くにつけ、
自分はこのテーマを解決するために、
仕事をしているのではないかと思うほどに
心が興奮します。
言ってみれば、「ミッション」
とも言えるかもしれません。
さて、
自分のやりたいことが分からないという
問題は、感情を受けとり従う習慣が不足していることが
最大の問題です。
やりたいことが分からない
という言葉が既に変なのです。
やりたいこと→感情
分からない →思考
正しくは、
「やりたいことが感じられない!」
ですね。
そして、この置き換えは
非常に重要なシフトを起こします。
「そうか!頭で考えているから分からないんだ。
感じればいいんだ!」
というシフト。
まず、感情にフォーカスしなければ、
絶対に「やりたいことが分からない罠」
から抜け出すことはできません。
そして、次に
じゃあ、
心に聞いて見ましょう。
白雪姫の
アンネリーゼ王妃の「鏡よ鏡!」
の問いかけのように
「心よ、心!私がやりたいことはなんだ?」
と聞いて見ましょう。
そして、頭ではなく心で感じてみる。
それでも
いきなり、雷に打たれたように
「そうだ!家具職人が私の天職だ!」
なんて気づきは得られません。
なぜならば、
普段から、感じるセンス、
感情を識別する力を磨いていないから
心の奥底にある声は受け取れません。
だから、
小さなワクワクや楽しみ!
から始めることをお勧めします。
私がわくわく行動実践会で
やった10の行動はこんな感じです。
今、やりたいことは何か?
を優先していくことです。
楽しいこと、わくわくすることを
優先することで感情を感じることができます。
そして感情の導きに従って動く習慣ができると、
次は表層の感情「単なる楽しいとか嫌い」ではない
欲求レベルのものが見えてきます。
一番の究極は、
ミッション
というような深い導きが見えればいいのでしょうが、
そこに到達するには、
たくさんの感情から生まれる行動を
優先し、試行錯誤し、混迷・迷走をして
10年したら見えてきた。
というようなものです。
いずれにしても、
私たちは「考える習慣」が優位になり
「感じる習慣」がほとんどない。
スキルレベルでいうと、
ビジネスパーソンは、考える力の方が高くて
感じる力はほとんどない。
特に男性は余計にこの傾向があります。
仕事の問題は
ロジカルに考えて問題解決、目標達成していくことが
できるでしょう。
しかし、
人生の問題は、
感じて、心が求めるものに従って
仕事や家庭、私生活を送っていかなければ
「豊かさ」は得られない。
豊かさって、そもそも感情なので、
考えて答えが出るわけがないのに、
ずっと「何だろう?何だろう?」と考えて
ドツボにはまってしまう。
考えるスイッチが入ると、
感じるモードはオフになります。
だから、感じることは難しくなります。
瞑想・座禅が良いのは、
そんな考えるスイッチをオフにしてくれるから。
でも「無」になれば
全て解決するかと言われればそうでもない。
やっぱり、
好きなこと、わくわくすることの感性は
徐々に戻ってくるものであって時間がかかります。
私は今、極真空手を初めて1年になりますが、
黒帯まではあと最低でも5年以上かかります。
でも、1年で少しずつ前に進み、
オレンジ帯になり、硬い体も毎日のストレッチで
少しずつ股関節も柔らかくなってきました。
足も、前よりは上がるようになって
蹴りも少し様になってきたかもしません。
でも少しずつなんですよね。
感じる習慣も同じです。
トレーニングが全て。
それは毎日、週、月単位でやりたいことを
優先することから全ては始まります。
やがて、
やりたいことが何かなんて、
疑問を持つこと自体がなくなります。
なぜなら、
好きなことをやっている人生の中にいる人は
わくわくや楽しさを常に感じているからです。
仮に、ワクワク度が落ちてきたり、
充実感、豊かさが減ってきたとしても、
すぐに軌道修正ができます。
それは、
自分が好きなことを感じることができる
からです。
良い習慣:自分が好きなことを感じることができる
悪い習慣:自分の好きなことが分からない
人生で究極に重要な習慣があるとして、
1つしか提唱できないならば、
私は迷わず、この習慣を取り上げます。