習慣化コンサルタントの古川です。
マイナスの感情は、
事実より捉え方によって大きく左右されます。
自分に厳しい、
完璧主義の人ほど、マイナス面を見る傾向があります。
自分に自信がない場合でも
同じようにマイナス出来事を見てしまう。
わかりやすい例でいうならば、
1週間を振り返って見ましょう。
この1週間どうでしたか?
と問われたら、大抵は
・早起きは月曜日はできたけど、火曜日から金曜日は7時半起きに終わった。。
・筋トレを決めていたのにできなかった。
・飲み会に行ってつい食べ過ぎてしまった。
・仕事でトラブルがあり深夜23時まで仕事をした。
・家族と土曜日出かける予定だったのに、出勤になってしまい妻から怒られた。
などなど、
反省点、懺悔を書く人の方が多いものです。
ある意味では自然であり、
8割ぐらいはこの傾向があります。
悪いわけではなく、マイナスの改善、
反省は重要ではありますが、
感情と意味では気持ちいいものではありません。
でも、1週間の良い出来事に目を向けて見ると
何があったでしょうか?
・Aさんから報告書わかりやすかったよと褒められた
・B社から注文をいただけた
・本を1冊読んだが、すごく良い内容だった
・妻に帰りに駅地下で話題のスイーツを買って帰ったら「ありがとう!」と喜んでもらえた
などなど・・・
出せば結構出てくるものです。
こうして、プラスの出来事に目を向けると
なんか気分良くならないですか??
私たちの気分は、
フォーカスするもにに左右されるのです。
良い習慣は、全体を見て冷静に改善する!
プラスもマイナスも両方見れる人は、
客観視できて必要以上に自己嫌悪感に落ちいらず
冷静でいられる。
クールに振り返ることができるため、
改善行動に集中できます。
マイナス面ばかりを見ていると、
どうせ、私は何をやってもダメだ
という気分の落ち込みとともに
ただただ必要以上に落ち込む。
組織開発の世界では、
2:6:2の法則
というものがあります。
ざっくりいうと、
上位20%は非常にやる気があり優秀
中位60%は働きかけ次第で変わるが普通
下位20%はやる気がなく変化しない。
というものです。
このフレームで大切なことは、
100人いたら、
全員が100%同じレベルで変わることはない
ということです。
人事担当者もコンサルタントも
下位20%の成果ばかりにフォーカスすると
「なんか何も変化がない」「どうすればいいのだろう?」
と途方に暮れることになります。
どんなにいいことをやっても、
下位20%は、対策の質いかんに関わらず
会社に根強い不満があったり、上司に虐げられているとか、
極端に体調が悪いとか、様々な理由で一定数は変化しない。
だから、
中位60%に目を向けて、この層がどれだけ変わったのかを
指標にすると達成感を感じやすいのですが、
これは2:6:2の法則!という全体俯瞰できるフレームで
お互い認識を共有するからこそ、できる技なのです。
一部でもできていないと、
全部ダメなきがするのが人情。
でもそう考えると
達成感がなく、ストレスも増大するばかり。
悪い習慣 マイナスを見て落ち込む
良い習慣 全体を見て冷静に改善する
全体を俯瞰してバランスよく客観視してみましょう。