習慣化コンサルタントの古川です。
不安、恐怖、自己嫌悪、劣等感、
怒り、焦り、緊張、葛藤、・・・・
私たちは、
感情と上手に付き合う力が
必要だと思います。
もちろん、ネガティブな意味の感情だけではなく、
希望、わくわく、自己肯定感、自信
穏やかさ、冷静さ、リラックス、統合感・・・
というポジティブな感情を増やしていくと豊かになります。
そのためには、
とにかく、感情に敏感になり、感情力を身につけることが
重要です。
先日、40の手習いで始めた極真空手の
昇級審査がありました。
ここで真剣勝負の組手をしました。
練習ではあくまで黒帯の人たちに胸を借りているのですが、
試合で本気で組手をするのは、全く違う。
相手を前にすると、
やはり怖いのです。
もともと、子供に習わせようと思ったのですが、
その前に親が手本を見せてやっていると付いて来てくれる。
親が体現していれば、子供の背中も推せるだろう!
と思って始めた空手ですが、そんな余裕な気持ちでできるのは
最初だけです。
試合で負ければ、悔しいし、
何より、頭に蹴りが飛んで来た衝撃は
暫く怖さが取れない。
でも、これを子供にやらせようとしている
ことを考えると、
どうやって子供にその気持ちを乗り越えさせるのか?
やっぱり自分がやって見せて、
怖さという道を何度も乗り越えるしか
伝える手はないなと思います。
緊張も同じ。
私も今は年間に100回近く人まで講演やセミナーで
話をしますが、もともとあがり症でした。
緊張って苦しいですよね?
プレゼン前に質問されることは、
「どうやったら緊張しなくなりますか?」
というもの。
相当な確率で聞かれます。
それぐらい、緊張という感情が不快度指数が
高いということですよね。
私の空手の試合の恐怖も同じで、
逃げるのは簡単ですが、向かうとなったら
その感情に圧倒され、自分がボロボロになってしまいそうな
気持ちになる。
ここで感情力です。
NLPや認知科学・イメージトレーニングなどの手法で、
確かに感情は扱いやすくなります。
技術の1つとして間違いなく有効です。
だから私も教えています。
ビリーフなど、その人のトラウマの信念は
イメージから変容するとびっくりするぐらいに軽減します。
特に、
「自分は緊張しやすい性格だ」
「自分は人前で話すのが苦手だ」
「みんな緊張している自分を見て笑っている」
と思っているときには、
その思い込みを変える技術があるといいでしょう。
私も試合前には、
鷹をイメージして、自分を鼓舞しましたが、
これは有効でした。
怖さに圧倒される感覚より、パワフルさが高まります。
だから、
上記のような悩みがある人はビリーフのセミナーもオススメです。
しかし、
それだけで変わるならみんなセミナーだけで問題解決ですが、
私たちの感情力を高めるには、地道な訓練が必要なのです。
当たり前ですが、
試合の恐怖を乗り越えるには、やっぱり練習の時から
それを想定して訓練すべきだし、何度もその恐怖を乗り越えて
組手をやるしかない。
プレゼンの緊張も同じで、
人前で話す体験をたくさん積まなければ
緊張をてなづけることはできません。
ここには修行が必要なのです。
このフェーズを避けたいのはわかりますが、
心が感情を湧かせるには理由があるのです。
生存を守るための肯定的な理由があるので、
身体に無意識レベルに安心させないといけない。
それは「体験」すること以外にはない。
体験して、安全を認識して初めて、
恐怖や緊張を落ち着かせても大丈夫だと心は認識します。
あなたは自分のマイナスの感情とうまく付き合えていますか?
私はビビリなので、空手をやって恐怖との関係をうまく付き合うべく
練習をしていますが、それは紛れもなく感情力を高めることでもあります。
結局、やるしかない!
でもいきなり強烈な体験ではなく、
ベビーステップで安全なところからスタートしてください。
少しずつ自信をつければいいのです。
何より少しずつ成長する自分にOKを出す。
ぜひ、あなたも自分のテーマを決めて
感情力を高める一歩を踏み出して見てください。