習慣化コンサルタントの古川です。
「生活が悪い習慣に染まっていく時って
ドミノ倒しみたいですね」
ある方がそのように表現していました。
確かに、
仕事が遅くなる、帰ってテレビやスマホを見る、
ビールをつい飲み過ぎてしまう、寝るのが遅くなる。
飲酒のため途中で何度もトイレにいくため目覚めてしまう。
眠りが浅くなる。
朝、寝不足感がある。
日中集中できなくなる・・・
そして、残業して夜遅く家に帰る
というドミノ倒しはよくあるパターンです。
私もたくさん経験があります。
さて、なぜこのようなドミノ倒しになるのか、
そしてなぜ止められないかを考えて見ると1つの結論が出て来ます。
負のドミノ倒しが起きるときは、
決まって、
感情が負の状態になっている
ということ。
仕事でイライラしている
日中の緊張で心が疲労している
明日の残務への未完了感がある
締め切りに間に合うかどうかの焦りが募っている
心に
このようなマイナスの感情が累積しているとき、
つかの間の休息やリラックスを与えてくれるのは、
決まって「悪い習慣」です。(笑)
私の例をお話しすると、
先日、家族サービスで朝から晩まで動き回り、
ホテルに戻ってほっと一息つく時に読んだのはどちらだと思いますか?
1.ユングの本「赤の書」(かなり難解な本)
2.youtubeの映像(大谷翔平のホームラン動画集)
そう、迷わず2でした。
youtubeが100%悪いというわけではないですが、
私は本を読んだ方が生産的だと思っています。
しかし、心も体も疲れているときに欲するのは
2です。
これは意思や性格というよりも
感情習慣、感情生活がマイナスかプラスかで
悪い習慣を引き寄せやすいのか、良い習慣を積み重ねやすいのかの
違いが出てくるということです。
つまり、感情が習慣を作り出すということ。
だからこそ、
もし悪い習慣を手放したい、
良い習慣を積み上げたいということならば、
感情習慣を良くしてみてください。
感情習慣が良くなれば
悪い習慣は手放しやすくなります。
マイナス感情が強い時は
悪い習慣は離れてくれないもの。
理由は簡単で、その行動が
心にはリラックスや休息、つかの間の忘却を
させてくれるというベネフィットがあるからです。
たとえば、仕事のストレスが強いときに
タバコやお酒をやめようとしないこと。
繁忙期を過ぎてからチャレンジした方が
成功しやすくなります。
ストレス解消の手段としての
必要性が低くなるからです。
ご自身のことに当てはめて見ると、
いかがですか?