習慣化コンサルタントの古川です。
先日、企業研修で
「行動フォーカスアプローチ」
の研修を行ってきました。
課題改善や理想実現のテーマを設定し、
行動をしながら改善・実現していく方法です。
簡単に言うならば、
「走りながら考える」
「試行錯誤しながら実現する」
という方法です。
たとえば、
「時間を有効に活用する」
という課題を出したとします。
ここで通常の問題解決発想ならば、
問題把握、原因分析、解決策立案、実行計画
となりますが、
この発想だと時間の使い方の現状把握から
やらなければならず、大作業です。
そして、そんな時間はないので
課題は棚上げになります。
行動フォーカスの発想は、
「簡単にできる解決行動10」をリストアップします。
まず、動くことからスタートします。
問題を分析したりする、考えるアプローチではなく、
動きながら探るアプローチ。
行動をブレストしていきます。
たとえば、
1.タイムマネジメントのメソッドを10調べる
2.そのメソッドの本を1冊読み込む
3.そこから見えた課題を3つに絞り込む
4.時間活用がうまい先輩AにPDCAの実践例を聞く
5.課長から自ら時間活用について率直にフィードバックをもらう
6.自分の時間活用における悩みを10書き出し、課長と先輩に聞く
7.すでに受講した時間活用スキルを3つ実践する
8.帰りに書店によって、プランニングができる手帳を買う
9.先週のKPTを書いて、振り返る
10.明日の仕事の予定を10分で立ててから帰宅する
というような内容です。
こうやってみると、
自分がこれはやってみよう!
という行動が2、3は見つかるものです。
それは、効果が大きそうという動機でもいいし、
簡単にできそうでもいい。
また、わくわくする、楽しそうという動機でもいいのです。
ここで大切なことは、
行動を引き起こすのは、感情なので、
感情のホットボタンを教えてくれるような行動が良い。
たとえば、手帳好きの人にとっては、
8.帰りに書店によって、プランニングができる手帳を買う