習慣化コンサルタントの古川です。
ナポレオンヒルの「思考は現実化する」
という本をご存知でしょうか?
成功哲学本として、世界的名著であり、
著名な経営者などがこぞって推薦する80年以上も
前に書かれた本です。
さて、
タイトルにある思考は現実化する!
ですが、
ここに書かれていることを少し引用しながら、
習慣との関連を考えてみたいと思います。
感情を伴った思考は、強い信念と結びつくと、
やがて物理的な実体へと変換していく。
なぜならこのように完全武装した思考は、おのずとバイタリティ
を目覚めさせる。
バイタリティは行動力と結びついているからである。
p134
感情から生まれた思考は、
現実になると言っています。
その思考がバイタリティを生み行動力になり、
現実をつくる。
私はこう解釈しました。
「感情と結びついた思考は、似たような思考を引き寄せる磁力になる」
このようにして引き寄せられ、あたかも1つのようにまとまった思考は、
一粒の種子にたとえることができる。
この種子は、よく肥えた土壌にまかれると、どんどん芽を出し、
やがて花を咲かせて実を結ぶ。
こうして一粒の種子は無数の種子を生んでいく。
同様に信念はさらに強固な信念を生んでいくのだ。
人間に心も常にその心と調和する他の心を引き寄せている。
そうやって自分の信念やその他の脳力を強固にしていくのである。
p137
これが、引き寄せの法則などと表現は違えど同じことで、
以下の図の通りだと思います。
感情を伴った思考がすべてを引き寄せる。
他人を引き寄せ、人生のすべてを引き寄せ、
そして、自分の内なる信念をさらに強固にする。
人生の引き寄せパターン
人を引き寄せるパターン
もう少し、
ポイントを引用します。
もしあなたが、恐怖や、疑念や、他人へのひけめにまどわされていると、
気づかなうちにマイナスの真相自己説得、つまり自己暗示が働き、
あなたの一生はつまらないものになってしまうだろう。
このようにあなたのコントロール次第で、引き出された潜在意識は
あなたを幸福にすることもできるし、不幸のどん底に落とし入れることもできる。
しかし、深層自己説得によって、誰でも想像をはるかに肥える力を発揮することができる。
この深層自己説得の働きをよく表現している詩があるので紹介しておこう。
負けると思ったらあなたは負ける。
負けてなるものかと思えば負けない。
勝ちたいと思っても、勝てないのではないかと思ってしまったら、あなたは勝てない。
負けるのじゃないかな、と思ったらあなたはもう負けている。
というのも、成功は人の考えから始まるからだ。
すべてはあなたの心の状態によって決まるのだ。
自信がなければあなたは負ける。
上に登りつめるには高揚した精神が必要だ。
何かに勝つためには自信が必要だ。
人生の闘いに勝つのは、
必ずしも最も強くて、最もすばしっこい人ではない。
最終的に勝利を収めるのは、私はできると思っている人なのだ。
p140
これが思考が現実化すると言っている本質ですね。
自信という感情習慣は
確かに強烈です。
失敗しても立ち上がらせる力になるし、
不可能を可能にするプロセスで必要なのは、
根拠のない自信です。
自信という感情の波動が
積極的な思考を生み出し、行動を作り出す。
柔道の古賀稔彦さんの映像が
感情習慣の本質を物語る映像です。
https://www.youtube.com/watch?v=5C2rMvB5Bj8
2:45-5:35の
この感情の強さ・激しさが古賀さんの強さなのですね。感情で勝負は決まる。
感情が思考を生み出し、行動を生み出す連鎖は柔道も同じですね。心で負けたら勝負で負ける。