習慣化コンサルタントの古川です。
よく、成功法則などでは、
付き合う人が変わると自分が変わる。
環境を変えれば、自分が変わるといいます。
付き合っている人の平均年収があたなの収入だ
という言い方をする本もあります。
こういう話を聞くと
「収入で友達を選ぶのかよ!」
と嫌な気分になりますが、
本質的に、この2つの故事に真実はあるように思います。
朱に交われば赤くなる
意味:人は関わる相手や環境によって、良くも悪くもなる
類は友を呼ぶ
意味:気の合う者や似通った者同士は、 自然に寄り集まって仲間を作るものであるということ
私たちは、付き合う人や環境から影響を受け、
同じ人と自然に集まるという法則の中にいるのです。
だからこそ、
自分を変えたいと思った時に、付き合う人、環境から変えていく
ことに意味があります。
例のごとく
人生を変える習慣力の枠組みで説明したいと思います。
まず、個人レベルの詳細は、
行動と思考と感情の相互作用で私たちは作られています。
私たちはパターンの生き物なので、
3つの習慣は全体システムとして動いています。
何度か説明しているように、
全ての駆動のコアは感情になります。
そして思考と行動が相互に影響試合ながら、
私たちを形作っています。
アリストテレスの言葉に、
人は習慣によってつくられる。
優れた結果は、一時的な行動ではなく習慣からうまれる
とありますが、
まさに、私たちが習慣によってつくられるというのは、
この構造を理解すると納得できます。
単なる行動習慣だけなら、別に人が習慣によってのみ出来ている
とは思えない。
しかし、感情パターン、思考パターンまで含めると
実に習慣の生き物であることがわかります。
さて、この感情、思考、行動習慣は
環境から強く影響を受けます。
この図で2つのポイントは、
先ほどのことわざと同じです。
鶏と卵の関係になるのですが、
朱に交われば赤くなる
でまさに、付き合う人、職場の人、社風、家族、地域など
人に交わると感情や思考、行動習慣が共鳴しあい連動するようになってくる。
新人が会社に入って3年もすると、
立派にその会社風の、話し方をします。
エンジニアはエンジニアのオーラを出すようになるし、
営業は営業っぽくなる。
そういう先輩と関わり、過ごす時間が増え、
営業やエンジニアとして行動して思考するからですが、
これが習慣になっていくのです。
おしゃれな街に住むとおしゃれになるというのも
この法則ですね。
そして、
類は友を呼ぶ
自分と似たものを引き寄せる、反応するようになります。
これは、決して「ポジティブかネガティブか?」「お金がある人か、ない人か」
「成功している人か、成功していない人か?」という短絡的且つ結果領域の
話をしているわけではなく、その人が持つオーラや波動になった人を
集めるということです。
小中高のクラスでは、
まさに、体育会系の子は同じく集まるし、文科系の子は気が合うので
自然とグループが分かれます。
あれは、感情とか気質などが共鳴するから
一緒になるわけですよね。
そして、同じ類が集まるとお互いに共鳴して、
連動を強めます。
一緒に集まった人同士の感情、思考、行動習慣が
どんどん調和して強固になっていきます。
だからこそ、
自分というシステム全体を変えたいと思うのであれば、
強く影響する、付き合う人や環境をどうするかを選択するといい。
たとえば、
自分にお金を使ってポジティブに投資をする人は、
ビジネススクールやお稽古事をするところに集まっています。
そういう人たちの懇親会に行くと
愚痴や不満が極端に少ない。
愚痴や不満を言う思考という
朱に交われば、その思考がどんどん強くなります。
自分で人生は変えていけるといく思考の人と
朱に交われば、その思考がどんどん強くなります。
あなたが理想とする人たちが集まるグループに
入り、同じ空気を吸うことで習慣はどんどん変わっていきます。
それは、感情、思考、行動が別次元で同時に影響を受けて変わっていきます。