習慣化コンサルタントの古川です。
うちの2歳半の息子が、最近
「そこのいて〜」
というようになりました。
「のいて・・」とは標準語で「どいて」
という意味ですが、のいては関西弁。
この言葉どこで覚えたんだろうか。。
私は大阪人、妻は兵庫県人なので、
関西弁を覚えても不思議ではないが、
のいてなんて、私は普段使っている自覚がない。
妻に聞くと、
「私も言ってないよー」
と言いますが、
ふと、そう言われてみれば、
エレベーター前に息子が立っている時、
降りる人を優先しなさいという意味で
「そこのいて」と使っているかも・・・・
と言っていました。
なるほど、それで覚えたのですね。
さらに、私が
偏頭痛で、壁に頭をゴリゴリと擦り付けて
痛みを緩和させている時(刹那的な痛みの解放ですが・・)、
息子が同じ動作をしている・・・
言葉も動作も、
ひたすら真似する時期に入りました。
迂闊に変なことを話せない
とか、一般的には聞いていましたが、
ここまで無意識的な言動を
真似されると、気をつけなければいけません。(笑)
さて、
学ぶとは、真似るは同じ語源。
学ぶとは「真似ぶ」からきているという
説がありますが、
確かに、学ぶとは、本来「真似ぶ」に本質があるのかもしれません。
よく、英語を勉強するとき、
子供は教えられなくても母国語を学ぶ!
とされますが、
その最高の手法は
「真似ぶ」なのですね。
2歳半の子供に言葉を教えたことは
あまりありません。
妻は教えますが、それは話していることの
実に10%以下でしょう。
90%以上は、
親の言葉を真似して、覚えていっているのです。
子供は真似ぶという能力でもって、
日本語を覚えていっています。
動作も同じ。
踊りも見て真似して覚えます。
さて、
仕事も新人の頃を思い出すと、
営業の先輩のやり方を見て、
真似て、覚えて言った記憶があります。
教えられること、
本で読んだり、講座で左脳的に学んだことって
どれぐらい身についているだろう・・・・
こう考えると、
本質的に「真似ぶ」能力の発動をした方が
いろいろうまく行くのではないかと思います。
たとえば、
私はコンテンツメーカーとして、
事業経営者として仕事をしています。
ここでメンターを持つこと、
師匠を持つことで「真似ぶ」ができます。
極真空手であれば、
指導員の人の蹴りや突き、動作を見ることで
真似ぶことができます。
皆さんのお仕事でも
スキルアップ、パフォーマッスアップをしたい、
などあれば、「真似ぶ」を発動するために、
メンターや師匠・良い手本を探して見てはいかがでしょうか?
私たちは左脳的に学ぶより、
右脳的に見て「真似ぶ」方がもっとうまくいくのかも
しれませんね。