習慣化コンサルタントの古川です。
システム開発の世界に
アジャル型開発という手法があるそうです。
簡単にいうと、「小さく産んでユーザーの反応を得ながら作っていく手法」
厳密な定義はここ⬇️
アジャイル(俊敏な)型開発とは、仕様や設計の変更が当然あるという前提に立ち、
初めから厳密な仕様は決めず、おおよその仕様だけで細かいイテレーション(反復)
開発を開始し、小単位での「実装→テスト実行」を繰り返し、
徐々に開発を進めていく手法です。
次のサイトから引用 https://www.ves.co.jp/column/005/
私は12年前は
情報システムの分野にいましたが、
ソフトウェア開発といえば、半年、1年で開発工程が
決まっていて100名規模で開発してリリースするというのが
通常でした。
しかし、これだとユーザーの多様なニーズを全て計画段階で想定しなければ
ならず、リリースした後にずれたものを修正するのが大変。
そもそも、想定していることが根本的にずれていることも
多く、数億円かけて開発したシステムがダメになるということもあります。
ただし、数億円、100名で一度作ったシステムをやめることは
もっと難しいので暫くは無理でも売り続けることに。
赤字の累積が大きくなって、諦める。
そんなケースもありました。
アジャイル型開発とは、スマホアプリなどではおそらく通常行われている
のだと思います。
あまりプランニングに時間をかけるというよりも、
簡単に作って試して、ユーザーの反応を見ながらどんどん進化、発展させる。
プランニングの時間をかけると、競争相手に先を追い越されてしまう
からそうせざるをえない。
このアジャイルの良さは、3つあると思います。
1.アイデアの数を試せる
2.小さく産むので捨てるのも簡単である
3.ユーザーや相手の反応に敏感に反応してつくれる
さて、今日はソフトウェア開発の話ではなく、
私たちが何かを試すときに「アジャイル思考」が重要ではないかということです。
何か、週末起業のようなことがやりたい!
とします。
ビジネスプランをたいそうにつくって、
マーケティングを勉強して、
コーチングを勉強して・・・・
と準備に時間をかけるケースが多いのですが、
蓋を開けてやってみると、
・自分がやりたいことと違った
・お客さんから求められていない
・準備だけで3年かっかった
ということも多いものです。
小さく産む
試す
すぐ修正する
ダメなら捨てる
たくさん、試すためにはとりあえずやってみる
そして反応を見る。
このアジャイル思考を使うことも重要ですね。
ちなみに、メジャーリーガーのダルビッシュ投手が
魔球、カットボールを田中将大投手からメールで教えてもらい
次の日、試合で試したという話がありました。
工藤公康(元ダイエーホークスの監督)が
通常は前年から準備して、キャンプで練習して
投げるよね。
というと、
効率の問題だと思いますといっていました。
とりあえず試合で投げて、バッターに試して
「使えるかどうか判断する」
結局、ダルビッシュはカットボールは使えないと判断したそうで、
その分だけ練習する手間も省けたと考えるのです。
アジャイル思考、
全てに有効ではありませんが、皆さんの人生や仕事の中でも
役立つことはありませんか?