習慣化コンサルタントの古川です。
私たちは習慣の生き物で、
起きる時間、寝る時間は一定で、
朝からやること、夜寝るまでにやること、
仕事の進め方、話し方、休日の過ごし方、
ものの捉え方、考え方まで
本当に無意識的に同じことを繰り返すように
できています。
それが良い習慣であるか、悪い習慣であるか
脇に置いて考えてみると、
「同じことを繰り返す」
脳のメカニズムを感じられると思います。
これが、習慣化です。
なぜ、脳は習慣化したがるのか?
これは2つ理由があります。
1つは、安全安心を守るため
同じことを繰り返すことは、
変化を排除することとイコールです。
いつも通りに心地よさを感じるよう
同じことを繰り返すのは変化を避けるため。
考えてみると、
原始時代、
毎日狩りに行く場所をコロコロと変えて、
違う部族にどんどん人見知りせずに会いに行き、
夜寝る時間も朝起きる時間もバラバラの先祖は、
おそらく、今に子孫はいないでしょう。
毎日狩りの場所を変えることはリスクがあります。
違う部族に警戒なく会う人は、殺されてしまうリスクがあったでしょうし、
寝る時間がコロコロ変わる先祖は、昼間に野獣に食べられてしまったかもしれない。
私たちは安全・安心を得るために、
リスク・変化を避けるようにできています。
よく、「私は人見知りで・・」
「何を始めても坊主で・・」
「決意しても早起きできなくて」
という言葉を聞きますが、それが自然のメカニズムです。
恒常性といいますが、
同じことを繰り返すことは、安全と安心を守るための大切な意図があります。
2つ目の理由は、
脳のエネルギーを本当に大切なことに向けるため
余計なことは考えないで済むようにしているからです。
習慣化とは究極の無意識的なパターンです。
ものの考え方は人それぞれ。
しかし、自分が独自の思考習慣の中で動いていると
意識している人はほとんどいません。
極めて無意識です。
朝、歯磨きする、夜お風呂に入るを
頑張って決意してやっている人、todoリストで管理している人もいないと思います。
いちいち意識しなくても、
勝手に繰り返すようにプログラムされてしまう。
こうやって当たり前すぎる行動は、
脳が無意識レベルで覚え込んでしまうのです。
だから、私たちは限られた意識の注意を
仕事の特定のことや、いつもとは違う何かに
思考、エネルギーを傾けることができます。
もし、私たちの脳に習慣化という機能がなければ、
もっと脳は混乱して毎日大変です。
おそらく、細かく考えると100以上の行動をtodoリストで
管理しなければいけないから。(笑)
こう考えると習慣化の機能って感謝しなければいけないですね。
この機能を自分の味方につけるか、
振り回されるかは、習慣化力にかかっています。
悪い習慣をそぎ落とし、
良い習慣をどんどん増やしていく力。
そんな習慣化力を、2018年とことん磨いてみませんか?