習慣化コンサルタントの古川です。
続かない原因を掘り下げると
それは心理的な問題がほとんどです。
まさに心理学だと思っています。
いつか、本として書きたいと思いますが、
「習慣化心理学」シリーズとして、
5回に分けて書いてみたいと思います。
なぜ、続けられないのか?
やめられないのか?
これを心理学っぽく解説したいと思います。
私たちが続けたい!やめたい!
と思っていることがなぜ続かないかは、
意識と無意識の葛藤があるからです。
心理の意識・無意識は氷山のモデルの例えがぴったりです。
意識は氷山の見えている一角に過ぎず、
その根底にはこの絵のように深層部分、
無意識の領域があります。
※フリー画像・写真素材集3.0より
私たちが
ジョギングを続けたい
日記・ブログを毎日書きたい
お酒をやめたい
ネガティブ思考をやめたい
と思うのは、
あくまで意識の都合です。
しかし、無意識の部分は、
変化を排除して、安定を維持しようとします。
「いつも通り」を繰り返すのが
無意識のミッション。
究極のルーティン装置と言えます。
無意識は、移ろいがちな意識をフォローするために
生存に必要なことを当たり前に繰り返そうとしてくれます。
わかりやすいのが、
心臓を動かす、
時間になったら食事を求める、眠くさせる
これらは毎日、意識しなくても自動的に起きてくるわけですが、
無意識が命令して私たちはそれに従っているのです。
ハミガキも同じで、
行動の80%以上は無意識的なパターンを繰り返しています。
だから、思い出そうと思ってもすっかり記憶にないことが多い。
たとえば、家の鍵をかけたか、
かけなかったか。
何万回も同じ動作を繰り返すと、
無意識の領域に主導権が移っていて、
従って、思い出そうと思っても苦労します。
これらはもう意識が操作していないからです。
このように
「無意識」の領域は、習慣化が大好きなのです。
ただし、無意識が覚えた行動・パターンのみです。
無意識にとって変化は排除の対象。
だから新しい習慣は排除され、
既存の習慣は維持されます。
変わりたい意識
変わりたくない無意識
この2つの葛藤こそ、
習慣化が難しい原因と言えます。
今日はこれぐらいにしたいと思います。