習慣化コンサルタントの古川です。
モチベーションとは、
行動を発動させる動機ですが、
心理学から探るだけではなく、
日常のSNSから探ってみるといいヒントが見つかるかと
思って書いてみたいと思います。
☆アメブロから探る「フィードバックの効力」
アメブロには、「いいね」機能があります
この「いいね」の数で、ブログの反応がわかります。
この記事は反応が良かったな。
別の記事は比較するといいねが少なかったな。
全く反応が分からないのと、反応があるのとでは全くやる気が変わります。
フィードバックがあることで、次向上しようとやる気が湧きます。
しかし、ここでフィードバックが「ダメだね」があったとすると
私たちはどう反応するでしょうか?
怖くて書けなくなりますね。
そう、行動を次に進めるには、「いいね」という前向きなフィードバックが
次もっと頑張ろうという気持ちを駆り立ててくれます。
プラスのフィードバックを強化したり、弱化したりすることと言えます。
部下や後輩の育成、子育てにも同じ原則が当てはまると思います。
☆Facebookは「承認されたい気持ちを満たす」
「いいね!」はFacebookが原点ですね。
もし、Facebookに「いいね」がなければ、
これだけ私たちはFacebookをやるでしょうか?
やらないと思います。
私たちは、
「いいね」を心の底から求めている。
つまり、承認欲求があります。
☆ツイッターから学ぶ「小さい行動にすると動きやすい」
ツイッターといえば、トランプ大統領の発信が注目されています。
あの超多忙な大統領が投稿できるのは、
ツイッターが140文字という短い文章で済むからでしょう。
ブログは本腰を入れて書かないと、発信ができませんが、
ツイッターは簡単に隙間時間で投稿できます。
これは140文字という制限があり、小さく行動しやすいからと
捉えることができます。
私たちは行動ハードルを徹底的に低いルールをつくれば、
完璧主義から解放されて、行動の初動を取りやすいと言えます。
☆アマゾンから学ぶ「行動のバリアフリー発想」
私たちが1キロ先にある安いスーパーに行くより、
30mのコンビニに行くのはなぜか?
1キロ先のスーパーに行くのは時間がかかるし、
さらにレジでも待たされる。
売り場も広いので、歩き回らないといけない。
この行動のバリアが行動を遠ざけます。
アマゾンなら、さらにバリアがありません。
ワンクリックショッピングで済む。
もっと安いサイトがあったとしても、
住所登録やクレジット登録が面倒だから、
アマゾンで買ってしまいます。
アマゾンは、ユーザーが購入行動のバリアと感じることを
徹底的になくしていると言えます。
検索も簡単だし、ワンクリックで済む。
30秒で検索して購入まで済むこの行動バリアのなさ。
これは、私たちの習慣化や行動にも生かせる発想です。
少しでも面倒だと、行動は起こらないし、
便利にするほど行動は起こしやすい。
たとえば、スマホをいじっている時間が長いと
習慣を改善したい場合は行動バリアを多くすればいいのです。
たとえば、いちいちログインする。
入力するパスワードを長いものにする。
さらにカバンの奥のポケットに入れる。
簡単に取り出せるところにあると、
わずか10秒のエレベーターでも見てしまいます。
こうやって行動バリアを多くするか、少なくするかで
変わってきます。
ウォーキングも同じ。
家に帰って、ウェアに着替えて、ジムまで自転車で行く。
これは行動バリアになります。
一番バリアが少ないのは、通勤で多めに歩くというのが
バリアが少ない行動となります。
さて、今日は、
アメブロ、フェイスブック、ツイッター、アマゾンという
私たちが何気にモチベーションを左右されているツールから
その奥にあるモチベーションを考えてみました。
でも、法則レベルまで降りていけば、
悪い習慣も良い習慣もモチベーションが働いています。
法則を自分とつなげて感じる習慣がつけば、
モチベーションコントロールがしやすくなります。