習慣化コンサルタントの古川です。
「習慣とは、ハミガキのようなものですね!!
無意識に、努力もいらず自然とやっていますもんね。」
このように、企業研修の参加者に言われて、
「そうです!」と私は回答しましたが、
ふと思ったことがあります。
「昼の歯磨きを習慣化しようとすると、
結構難しいのではないか?」
ということです。
朝と夜は、9割以上の方が歯磨きしていると思いますが、
昼食後の歯磨きは、実践している人は30%弱だそうです。
さて、歯磨きは無意識にやっている習慣なので、
「お昼にやることは簡単!」
とはなりません。
昼の歯磨きの習慣化は、
朝と夜の歯磨きとは別物の難しさがあり、
習慣化への取り組みが必要です。
まず、会社にいるならば、
歯磨きセットを持っていなければなりません。
また、どこで磨くのかを考える必要があります。
いつ磨くのか?
12時55分にランチから戻ると
13時開始まで5分しかない。
となれば、結局できないことなります。
また、例外ルールとして、
営業パーソンなら外出した時はどうするのか?
歯磨きセットを外出用カバンに入れておかなければ
歯磨きはできません。
さらに、土日となるとお昼に外出した先で
歯磨きセットがないとやはり習慣化はできません。
昼の歯磨きを毎日のスケジュールに
「存在させる」
ことが習慣化ですが、
日常のルーティンとは恐ろしいもので、
当たり前に存在しないことには違和感を感じます。
いざ、昼食後のタイミングがやってくると、
歯磨きセットがない、時間がない、と現実的な問題が噴出します。
その行動が朝と夜にできても、
昼にできるとは限らない。
これは習慣化の本質を考える上で、
ヒントになると思って書いてみました。