習慣化コンサルタントの古川です。
夜更かしって楽しいものですよね?
早起きをしたい人が共通していうのは、
早く寝るのがいいとわかっていても、
「夜更かしって楽しい。この楽しみを失うのは・・
でも早起きしたい。」
というジレンマの中にいます。
さて、夜更かしってなぜ、そんなに楽しい、
もしくは心地よいのでしょうか?
まず、仕事を終えて、ようやく自分の時間ができる。
明日の朝の仕事までは「就寝」が間に入るため、
夜は明日とは区切られた自由空間です。
私たちの心は「自由」が大好きです。
仮に、20時に帰宅して24時まで起きていると4時間の自由時間。
4時間あれば、
本を読んだり、テレビを見たり、ゆっくり入浴したり、
ヨガをしたりと色々楽しめます。
でも、22時に寝ましょうというと2時間の自由時間になります。
これでは、
ご飯を食べて、皿を洗って、お風呂に入ったら、
もう寝なきゃ・・
というプレッシャーがある。
そもそも仕事でプレッシャーを味わっているのに
家に帰ってまで、プレッシャーを感じたくないもの。
何より、この2時間だと必要最小限のことしかできない。
ということは自由時間がないということになります。
生活必要時間を見込んでおくと
実質、4時間寝るまでに時間があっても
2時間ぐらいの自由時間しかないのです。
日中、自由を感じていない人は、
夜に心をその自由さの中で癒してあげないといけない。
だから簡単に夜寝る時間を繰り上げます!
と言っても感情的には苦しいのです。
では、朝早く起きて、
同じように自由時間を味わえばいいではないかという
理屈が考えられますが、自由はあくまで、
今ここに没頭した楽しみと開放感
があるときのみ感じるものです。
朝、自由時間があるのは
違った意味で余裕が出来て好循環になりますが、
夜更かしで得たい、リラックスや没頭した楽しみのような
自由は朝感じるのは難しいでしょう。
さて、色々語りましたが、
上記のことを踏まえて、感情生活を改めて考えることを
お勧めします。
心が得たいと思っている感情や
それを満たす習慣は何か?
心に問い、その叫びを受け取れば、
おのずと答えが見えてきます。
逆に、頭で理想を考えて、心にそれを押し付けると
感情の激しい抵抗を受けて、どんな習慣も挫折の道に入ってしまいます。
心は上手な言葉を持っていません。
まるで言葉が話せない1歳児に寄り添い、
「どうしたの?」「何したいの?」
と優しく問いかけて反応を我慢強く待ってみる。
そうすると、わかってくるから不思議です。